187: 大人の名無しさん 03/12/07 20:43 ID:NZOOL5TY 会社の先輩が亡くなった。 研修期間、仕事を教えてもらってるうちに不思議と息があって、 以来公私共々お世話になった人だ。 昔やったことの失敗で一千万円台の借金を背負い、4畳半の アパートには何も無く、着ているものもいつも同じ (洗濯はしているようだったが)。 月末になると借金の催促が会社に来たり、実際に出向いてきたり。 会社給料日前になると絶食1週間は当たり前、15キロの道のりを 徒歩でやってくる。 夏場は「野宿ができるから」と家賃を滞納し野宿の日々。 なのに酒はザルで、給料日になるとやたら気前が良くなる。 結局給料日直後におごってもらう人達は、年齢の上下を 問わず彼に食事や電車賃、宿を提供するような、私生活は ほんっとーにロクでもない人だった。 実際、自分も一回り半歳が離れてるのに、家に泊めたり飯をおごった。 それでも仕事は会社で一番できて、ムードメーカーで、話題の種で、 彼のことを口さがなく言っても、嫌う人はいなかった。 続きを読む