628: 大人の名無しさん 2008/02/11(月) 21:55:34 ID:u+/Y+Et5 自分は以前の仕事で全国の学校関係を回っていた。 毎年行く学校はその年の2年生の放送部が企画進行、 校内放送向けのインタビューなどを行うのが恒例だった。 学生だからたどたどしい段取りではあったが、ともかく生徒の直向さが伝わりいつも気持ちが良かった。 その年もいつものように放送部の一人の女の子が一生懸命頑張っていた。 悩んだり、困ったり、半泣きになったり、テンパッタりしながら何とか終了。 同時に満面の笑顔を僕らに向けていた。 「お疲れさま」「ありがとうございました」 「来年はゆっくり楽しめるね」「今の一年生の頑張りを応援します」 涙目だけど笑顔で手を振ってくれる彼女が小さくなるまで車から見ていた。 一年後、学校に行き毎年の行事を眺めていた僕はふと去年いた女の子がその場にいないことに気づいた 担当の先生に「あの去年の○○さんは今日はお休み?」 「・・・・実はあれからすぐ○○病にかかって、半年後に・・・」 僕は愕然とした。決して彼女に特別な思いがあったわけではない。 続きを読む