107: 大人の名無しさん 2007/02/12(月) 22:29:20 ID:OKF4KEoM 親父に伝えられなかったこと。 自分が子供のころ親父は厳しかった。自分に非はあるが、なんか悪いことをすると、 力いっぱい引っ叩かれた。冗談ではなく首の骨がおかしくなるんじゃないかと思ったほどだ。 そのくせ、普段仕事ばかりで自分が子供のころ、親父に遊んでもらった記憶はほとんどなく、 子供の目にうつる親父は自己中心的だった。 親父が優しかった思い出はあまりないけど、小学校低学年のころ道端で犬の糞をふんで 近所の子供に馬鹿にされて、悔しくて泣きながら家に帰ったことがあった。たまたま母親 がいなくて、たまたま家にいた親父は、自分の糞まみれの靴と足を何も言わずに洗ってくれた。 高校に入る頃には親父の押し付けがましい考え方が嫌で、なるべく顔を合わせるのを避けるようになった。 高校時代さして成績がよかった訳でもなかったが、卒業後は多浪して大学にすすみ、親父と同じ職業に就くことを選んだ。 今にして思うと、親父と対等になりたかったのかもしれない。 続きを読む