253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/10(日) 13:08:33.45 ID:vBrVmkmF0 359 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2006/05/01(月) 23:28:00 私は今日車を買い換えることを子供たちに伝えた。 主人が結婚する前に、私をくどくために買ったマーチだった。 私を射とめ結婚しそれから6年間乗ったのだから もうそろそろ新しい車が欲しいね、と彼は言った。 わたしも別段反対することもなく、 子供たちにも普通の会話のつもりで話した。 そこで話は終わるはずだった。 子供たちの反応は私たち夫婦のとは異なり、 今にも泣き出さんばかりであった。 「こわれちゃったの?」「もうあえないの?」 確かに普段から、ものにも心があるのだ、 だからものを粗末にしてはならないのだ、と教えてはいたが、 彼らがマーチに対してこれほど思いを抱いていたとは知らなかった。 私たち夫婦は彼らの優しさに心を打たれ、 それをほほえましくまた誇りにさえ思ったが、 実際今度生まれる三人目の子供のことを考えると、 今の車では小さすぎるのだ。 だから私たちは彼らが傷つかないように根気よく彼らを説得した。 その夜わたしはかれらがいつまでもその心を持ち続けることを願って床についた 続きを読む