855: 水先案名無い人 04/10/01 18:02:39 ID:D723Z3VQ 俺の昔の彼女も少し精神病にかかりぎみで 当時まだ若かった俺には疲れることが多かった。 メールは一日に合わせて10件までって話を持ちかけたのは 彼女なりの気遣いだったんだと思う。そして自分自身との戦いだったんじゃないかな。 とはいえ多忙な仕事の中、俺は彼女の笑顔で癒やされていた。 二人でよく行った海での思い出が、彼女と車の中で聴いた音楽が、 今でも頭から全く離れないでフラッシュバックし続けている。 そして彼女が自殺した夜のことも忘れられない。 仕事帰りに携帯を開くといつも通り10件のメッセージが入っていて それを毎日の楽しみにしていた俺は、 一件一件プレゼントの箱を開けるよう 胸を躍らせながら未読メッセージを開いていった。 とりとめのない話。 今日は何を食べてどこへ行って誰かとこんな話をした、 そういったいつもと変わらないメールがその夜も送られてきていて、 10件目はお約束の「おやすみ」で締めくくられていた。 彼女の自殺を聞かされたのは次の日の朝だった。 続きを読む