英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」に掲載された研究論文の共同執筆者で、豪ジェームズ・クック大学(James Cook University)のマーク・マコーミック(Mark McCormick)氏は、「(危険を知らせる化学物質が放出されて)1分もたたないうちに、小型肉食魚の群れがやって来る」とAFPの取材に述べ、大半の魚が同様の行動を示すことを補足した。
研究チームによると、次の段階として、魚が出す遭難信号がサンゴ礁の損傷によってどのような影響を受けるかを調べるために、今回の研究を拡張することを予定しているという。マコーミック氏は、ジェームズクック大のサンゴ礁研究センター(Centre of Excellence for Coral Reef Studies)を研究の拠点としている。