砂浜や雪の上に書き上げられた、美しい数々の模様。 いずれ消え去ってしまう物だからといって、 情熱を注いで時間と肉体を捧げることは無駄だと言えるでしょうか。 だからこそ美しいのだと考える人の方が大多数でしょう。 ここに掲載する3人の芸術家は、そうした人の持つ美意識を満たしてくれます。 もうこの世のどこにも存在しない芸術品なのです! (1) 干潮時に一気に作り上げる必要がある ただ単に砂浜に書くのではなく海が引いたときに描いていきます。 そのため限られた時間制限があり、 これらの芸術を作る上での難易度を大幅に上げているでしょう。 (2) 湿った土と乾いた土で、色に区別がつくそう もちろん素材は絵の具などではありません。 自然にそこに存在する”砂”だけがキャンバスを彩ります。 (3) このスケールでも円がぶれません 設計図はありますが、測量機はありません。 彼らにはハヤブサのような空間把握能力が備わっているのでしょう・・・。 紙の上に手で書くことすら難しいことを、やってのけます。 (4) ここまでがJim Denevanさんによる芸術作品 jim denevan (5) ここからはAndres Amadorさんの作品 (6) 当然満潮になればこれらの作品は消えてしまいます 画像の奥にある波に包まれた部分は既に消えてしまっています。 自然の力によって味付けされた状態なのだとも言えるかもしれません。 (7) ここまでの3つはAndres Amador さんによる作品 日が沈んで夜が明ければ無くなっているのでしょう・・・。 Andres Amador (8) ここからは雪の上に描かれた模様 砂浜だけではなく雪に描かれるデザインもいずれ消えてしまいます。 子供が雪だるまを作るのとはまるで違います。 刺繍を雪に施したかのような、緻密で美しいデザインです。 (9) Simon Beckさんは足のみでこうしたアートを作り上げているようです もっと高いところから見てみたいですね。 飛行機に乗っていてこれらのアートに遭遇することが出来たら、 とてもラッキーなことです。 (10) 雪の跡はこのようになっています 作成中と思われる画像には、 作者さんが袖なしの服だけを着てニコニコしているものがありました。 一歩一歩踏み固めているのでしょう。 雪かきなんかよりエネルギー消費大! Simon Beck