1: 風吹けば名無し 2021/10/10(日) 12:31:15.92 ID:ud4Hx22501010 入団4年目の2016年にレギュラーを獲得すると、翌2017年には首位打者に君臨した宮﨑敏郎。以降、若干のスランプや怪我による離脱はあったものの、サードを守る主軸のひとりとして宮﨑は今日も躍動している。 「守備位置から見るハマスタの景色が好きなんですよねえ」 いつだか微笑みながらそんなことを教えてくれたが、毎年のように3割前後を打ち、2018年にはゴールデングラブ賞を獲得した宮﨑にとって、もはやホットコーナーは“絶対領域”だと言っていい。その実力を疑う者は誰もおらず、現時点で宮﨑の地位を脅かすライバルや若手選手はいない。 ・・・ 毎年のように個人的な目標を聞くと「まずは3割打ちたい」というのだが、宮﨑が強く願うのは何よりもチームのことだ。数年前に語ってくれた、次の言葉が忘れられない。 「僕はどちらかというとチームのほうに気持ちが向くんですよね。自分の成績よりも結果的にチームが勝てばいいやって。昔からそうで、大学時代は監督から『もうちょっと自分のことを考えて野球をやれよ』って言われましたから」 厳しい世界。自分の成績を追求し、時には人を出し抜かなければいけないときもあるはずだが……そう問うと宮﨑は言いよどむことなく答えるのだ。 「まあ、とにかくそういう思いが強いんですよ。例えば、ノーアウト二塁で4打席あったら、全部セカンドゴロ(進塁打)を打ちたいって気持ちになっちゃうんですよね。やっぱり自分だけじゃなくて、みんなも嬉しくなるじゃないですか。あとハマスタも盛り上がりますしね」 そしてひと呼吸おくと、次のようにつづけた。 「やっぱり優勝したいですからね」 黒目がちなクリクリとした瞳でしみじみ語る宮﨑を見て、グッと胸を締め付けられる想いになったのを今でも覚えている。 チームは日本シリーズに進んだり、リーグ2位になったり、また宮﨑自身、スランプや怪我を隠してのプレー、3割クリアなど紆余曲折しつつ時は流れていったが、今季はもちろんのこと、まだ“優勝”には届いていない……。 続きを読む