28 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:21/09/18(土)12:18:29 ID:tF4h とある事情から、私は小学生の頃に親から捨てられ、たらい回しにされた挙げ句、遠い親戚のおじさんに引き取られた。 くまみたいな見た目のおじさんに、最初はビビりまくって泣いてばかりいたが、やさしいおじさんにだんだんと私は懐いていった。 休みの日は一緒に夕飯の支度をしたり、掃除をしたり、庭に生えてる果物をもいでジャムにしたりした。 本当のお父さんと暮らしてるみたいで毎日幸せだった。 わたしが高校を卒業する頃、親戚からおじさんにお見合いが持ち込まれた。 おじさんの話を聞いたバツイチの女性が「子供を引き取るなんて優しい人」と、紹介してくれと頼んできたらしい。 私はおじさんに決死の覚悟で「ずっと好きだった」と告白をした。 はじめは根気よく拒んでいたおじさんだったが、根気強く愛を伝えるうちに次第にほだされ、大学を卒業する頃、 私達は結婚した。 と、周りは思っている。 本当は中学生になった頃からおじさんとの結婚を目論んでいた。 だって、おじさんは優しくて頭もよくて、抱きつくとふかふかしていた。しかも、不労収入がたくさんあって家事も得意。 優良物件だ。 愛より安定、と親戚中をたらい回しされるうちに学んだのだ。 若い男との恋愛ごっこは18歳までに味わっとけば十分だし、それ以降はおじさんに尽くして、おじさんと結婚しようと 虎視眈々と狙っていた。 運良く私は見た目だけは良かったので、体が女に成長しても、子供っぽく振る舞って過剰にスキンシップを取ることで、 ずーっと誘惑してた。 お見合い話が持ち上がった頃、「計画が台無しになる」とあせり、彼氏と急遽別れた。 おじさんの前で「わかれちゃった」と露骨に落ち込み、そして「もうすぐ家を離れるから寂しい」と、おじさんに甘えたおし、 子供の頃のように毎晩おじさんと一緒に寝た。 そして、徐々に抱きついて眠ることを半ば強引に成立させた。 おじさんが色々我慢してる気配を感じ取るようになった頃、ベッドの中でおじさんに「本当はずっと好きだった」 「おじさんと似た人と付き合っても、やっぱりおじさんが忘れられなくて結局別れちゃう」と告白した。 これまた、強引に行為に持ち込み、初めてのふりをした上に、歴代彼氏が大喜びしたとある特技(ここにはさすがに書けない…)を つかいまくった。 その甲斐もあって、長年そういうことがなかったであろうおじさんは、私に夢中になった。 おじさんはお見合いを断った。 その後は、その家から大学に通い、毎日甲斐甲斐しく家事をしつつ、寝技も決めておじさんに尽くした。 そして、大学を卒業する頃に私とおじさんは結婚した。それから私はぬくぬく専業主婦生活。 打算的に誘惑していたことは主人も知らない。 未だに「純粋で天使のような〇〇ちゃん」だと思いこんでる。 このまま一生騙されてもらう予定だ。