1 : ◆oZf06d53Imn3 - 2014/08/21 02:25:35.18 xUIeiKsfO 1/69 「……どうかしたのですか?」 綺麗な瞳だなぁと思っていました。 虹彩が鮮やかで、きらきらしていて、なんだか宝石みたいだなぁと、ふわふわとした意識の中で考えていました。 「ど、どうしたのですか?花陽?…花陽?」 すると、みるみる内にその瞳が歪んでいきました。なんだかそれさえも美しく思えてしまうような不思議な気分。 けど…… 「あぁ、やっぱりどこか痛いのですか?痛かったら素直に言ってください。きっと私の責任です……」 歪んだ瞳はどんどん不安一色に染まっていきます。ようやく、その瞳に見蕩れていた自分に気づいて我に返りました。 ―――――――――― 花陽「えっ、いや、……えっと」 海未「?」 花陽「なんでもないっ、……です」 花陽「ただ、良いなって……そう、思って……」 海未「そう、ですね」ダキ 海未「誰かが腕の中にいるというのは、こんなに満たされることだったとは知りませんでした」 花陽「……えへへ」ギュウ これは、こうなるまでの、お話。 元スレ 花陽「こうなるまでのお話」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408555535/ 続きを読む