1 : 以下、名... - 2010/09/28(火) 01:16:29.45 SQ7UAxkv0 1/56 見慣れない街並み。見上げると青い空が広がっている。 シンジ「…僕は……」 手のひらに付いている、赤黒く変色した血。 アスカを助けられなかった。ミサトも死んだ。さっきまでの光景がフラッシュバックする。 サードインパクトが起こり、生命の樹となったエヴァの中でシンジが最後に見たのは、 あの地下の巨人の様な姿をした、綾波レイと渚カヲルだった。 シンジ「…そっか……死んだんだ。僕も。」 死後の世界がこんなに長閑なものだったなんて思いもしなかった。 まず頭をよぎったのはそんな事で、自分が死んだという事もすんなりと受け入れられた。 エヴァに乗るきっかけは突然の事だったし、初めはあんな得体のしれない化物と戦うのは怖かった。 けれども時が立つにつれ、トリガーを引く指の感覚が麻痺するように、死への恐怖も薄れていった。 全てを失った今、この誰も居ない街がなんだか心地良く感じられた。 『げりおん! ~Neon genesis K-ON club!~』 元スレ 碇シンジ「軽音部?」 http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1285604189/ 続きを読む