437 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:21/07/22(木)13:01:37 ID:IZ.5n.L1 学生時代のバイト先で、始業前にバイト全員が事務所に召集かけられた。 泣きはらした目をしたA子と憤った表情のB。 二人が交際していることは知っていたが、今回喧嘩になって別れるとかの騒ぎであることは理解できた。 こんな痴話喧嘩ごときに何でバイト全員が招集かけられなきゃならないんだよと思わず舌打ち。 ほかのバイト仲間も同じような気持ちだったんではないかと思う。 店長が説明するには、Bが煽り運転をやってA子がそれをやめさせようとしたがやめることなく、 ついに口論に発展したということだ。 Bの普段の態度から煽り運転することは想像できる。しかしそれ、俺らに何の関係が。 と思ったところで店長が俺らのほうに厳しい表情でこんな感じのことを言った。 「君たちの給料はどこから出るかわかる? 僕が払うんじゃなくお客さんが出してくれている」 「街の人たちはみんなお客さんで、君たちはバイトとはいえこの店の顔」 「今回B君が煽った人たちだって普段はこの店に来てくれているかも知れない」 「君たちはお客さんに対して喧嘩を売るようなことをしないでください」 なるほど俺らは確かに表に出て顔を見せなくても、俺らが出す商品の向こうにはお客さんがいるんだよな。 街の人たちがそれを買ってくれているから俺らも金を貰えるんだよな。 もしBみたいな態度の店員がいたら、この店にお客さん来てくれんわ。 もちろん他人事ではなく、自分もBみたいになってはお客さんが来てくれなくなる。 Bはふてくされたような顔をして、その日を最後に来なくなった。 たぶんA子は単純に煽り運転が嫌だっただけで、街の人がお客さんなんて考えはなかったと思う。 しかし店長の説明で、街の人たちが買い物してくれるから俺の給料になるんだと思うと、 つねにその人たちに感謝してなきゃならないんだって思った。 あの店長の言葉は本当に衝撃的。 今は建材の商社で働いているけど、俺が出荷するものは単なる建材ではなく、 お客様へのサービスであることを常に意識しながら仕事をさせてもらっている。 店長の言葉がみんなに浸透すればオラついたバカはいなくなるだろうな。