3 : VIPに... - 2014/05/31 01:14:10.41 xHKneZIm0 1/43 俺はプロデューサーという職についてから実はそれほど長くの時間を過ごしていないが、けれど世間では凄腕のプロデューサーであるらしい。 自分の事を『あるらしい』なんて他人事のように言ってしまうのも少しおかしな話だが、事実なのでしかたがないのだ。 就職活動に玉砕した俺は一人の男に拾われた、なんでも芸能プロダクションの社長なのだという彼が言うには、俺はプロデューサーになる素質があるのだという。 二つ返事だった。もともと物事を深く考えるほど利口なたちでもなかったし、上京してきた手前親元に泣きながら帰ることなんてできなかったからだ。 そして俺は次の週には『新米プロデューサー』になっていた。 数人の担当アイドルを押し付けられる形で任されて、そして驚くべきことに才能ある彼女たちはちょこっとサポートしてやるだけであっという間にアイドルとして成功したと言って差し支えないレベルにまでこの世界の階段を駆け上がっていった。 あれよあれよという間に、俺は『凄腕』という肩書を得ていた。 担当アイドルの三人をトップに昇らせた期待の超新星、凄腕。どうにも大層な肩書である。そんな呼ばれ方してしまったら、誰だって調子に乗る、俺なんてもうノリノリングだ。 『とはいえ、世の中には13人のアイドルを同時にトップアイドルにした伝説のプロデューサーもいるらしいので、慢心もほどほどにね』 とは社長の言。正直そんな化物と比べられても困るのではあるが、慢心することは良い事ではないのは確かなのでしっかりと飲み込んだ。 今日はそんなノリノリングがノリノリくらいになった俺は、今日も今日とて事務所へと顔をだすのであった。 元スレ モバP「俺は二宮飛鳥を殺す」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401461960/ 続きを読む