1 : 以下、名... - 2021/05/03 11:21:01.92 fXMEQlMj0 1/9 私の世界は、常に灰色だった。 私と、それ以外の他者。 誰とも繋がらず、繋がる勇気も持てなかった。 私の世界には、私しかいない。 だからなのか、世界は灰色に見えた。 --- 高校に入学するまでの記憶は殆どない。 しかし、今と対して変わらない生活をしていたと思う。 学校に行き、 本を読み、 誰もいない家に帰り、 時々差し入れに来る朝倉さんとご飯を食べる。 それの繰り返しだ。 そんな代わり映えのない世界に、 私はどこか安堵していた。 なぜなら、その世界には他者が存在しないからだ。 私と、時々来る朝倉さんだけの世界。 肯定も否定もない、フラットな世界。 そんな世界に安堵しつつも、 私の胸には、孤独という名の、 じっとりとした寂しさがあった。 --- 元スレ 消失長門「忘れないで。」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1620008461/ 続きを読む