621 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:20/10/17(土)16:28:56 ID:wo.bj.L1 小学4年生の頃、3、4人で友達の家に行った。 その子の家に遊びに行くのはみんな初めてだったと思う。 おばあちゃんがコーヒーを作ってくれたのだが客間から見える台所で おばあちゃんがコーヒーに大量の砂糖を入れるのが見えてしまった。 (角砂糖やスティック砂糖ではなく料理に使うような砂糖をレンゲを使って何杯も入れていた) 「え?砂糖そんなに入れるの?」と心配したがとりあえず飲んでみたところ異常に甘い。 その家の友達はコーヒーが苦手だそうでその子の飲み物だけ麦茶だった。 私は家ではコーヒーに砂糖とミルクをたっぷり入れて飲んでいたが、甘さはその比じゃなかった。 全員、そのコーヒーを飲むことができずにコーヒーを残した。 友達の中にはコーヒーそのものが苦手な子やコーヒーを初めて飲む子もいたかもしれない。 帰る時におばあちゃんがみんなが残したコーヒーに気づいて「みんなコーヒー残したの…?」 「ごめんね。おばあちゃんのコーヒーまずかったんだね」と謝られて何も言えなかった。 砂糖が多すぎたと指摘するのは失礼になると思った。 その中で1番しっかりした子が「せっかく作ってくれたのに残してすみません」と言うと全員が「すみません」と謝った。 おばあちゃんは孫の友達が全員コーヒーを残して悲しかったと お母さん(おばあちゃんから見ると娘なのか、息子の妻なのか不明)に言ったらしく、 その日の夜に「高齢のおばあちゃんの作ってくれた飲み物を一口飲んで残すような躾がなってない子と遊ばせません」 と苦情の電話が掛かってきた。 両親は平謝りで電話が終わった後、私は叩かれた。 コーヒーが甘すぎて飲めなかったというと「子供に気を遣ってくれたんでしょ!」 「我慢して飲めばよかったでしょ!」と叱られた。 他の子も親に怒られたらしくてその子とはしばらく疎遠になった。 他の子が出入り禁止になったという話は聞かないので毎回甘いコーヒーを出していたわけではないのかもしれない。 友達が麦茶だから私達も麦茶でよかったのではないかと思うが普段飲んでいるお茶を出したら失礼になると考えたのかなと思う。 今でもあの時、おばあちゃんになんて言えばよかったのか考える時がある。