夏ということで『うしみつ』さんと合同で毎週末に過去の面白かった怖い話を大量に投稿して涼しくなろう!というイベントを開催することにしました。 今から20分ごとに怖い話(洒落怖)46記事を再投稿していきます! こちらのページに全記事をまとめてるので一気に見たい方はこちらでどうぞ http://world-fusigi.net/archives/9645328.html イベント期間中は背景色を黒にします! 707 姦姦蛇螺(1/17) sage New! 2011/06/26(日) 13:37:02.88 ID:0WuN67Vj0 小中学の頃は田舎もんで世間知らずで、特に仲の良かったA、Bと三人で毎日バカやって荒れた生活してたんだわ。 オレとAは家族にもまるっきり見放されてたんだが、Bはお母さんだけは必ず構ってくれてた。あくまで厳しい態度でだけど、何だかんだ言ってBのためにいろいろと動いてくれてた。 そのB母子が中三のある時、かなりキツい喧嘩になった。内容は言わなかったが、精神的にお母さんを痛め付けたらしい。 お母さんをズタボロに傷つけてたら、親父が帰ってきた。 一目で状況を察した親父はBを無視して黙ったまんまお母さんに近づいていった。 服とか髪とかボロボロなうえに、死んだ魚みたいな目で床を茫然と見つめてるお母さんを見て、親父はBに話した。 B父「お前、ここまで人を踏み躙れるような人間になっちまったんだな。母さんがどれだけお前を想ってるか、なんでわからないんだ。」 親父はBを見ず、お母さんを抱き締めながら話してたそうだ。 B「うるせえよ。てめえは殺してやろうか?あ?」 Bは全く話を聞く気がなかった。 だが親父は何ら反応する様子もなく、淡々と話を続けたらしい。 B父「お前、自分には怖いものなんか何もないと、そう思ってるのか。」 B「ねえな。あるなら見せてもらいてえもんだぜ。」 親父は少し黙った後、話した。 B父「お前はオレの息子だ。母さんがお前をどれだけ心配してるかもよくわかってる。 だがな、お前が母さんに対してこうやって踏み躙る事しか出来ないなら、オレにも考えがある。 これは父としてでなく、一人の人間、他人として話す。先にはっきり言っておくがオレがこれを話すのは、お前が死んでも構わんと覚悟した証拠だ。それでいいなら聞け。」 その言葉に何か凄まじい気迫みたいなものを感じたらしいが、いいから話してみろ!と煽った。 B父「森の中で立入禁止になってる場所知ってるよな。あそこに入って奥へ進んでみろ。後は行けばわかる。 そこで今みたいに暴れてみろよ。出来るもんならな。」 続きを読む