転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1570888828/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/12(土) 23:00:28.55 ID:uuC3e7CF0 プロデューサーズカップ頑張るの早くも疲れてきたので、立ったら書きます。 ・あさふゆSS ・一応R-18描写を含む ・(台風と体力の都合で)書ききれる保証はなし ・>>1は結華甘奈冬優子P(全員走っているとは言ってない) ・(多分)短編 ・「キャラ崩壊?解釈違いなのでセーフ」の精神で これらについてはあらかじめご了承ください。 それでは、どうぞお気軽にお読みいただければ幸いです。 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/12(土) 23:23:20.23 ID:uuC3e7CF0 「……おはよう」 こっそりと、まだ眠っている隣人に声をかけてから、ゆっくりとベッドを抜け出す。 それでもかすかにずれてしまった布団を直してあげると、少しだけ身じろぎをしてから、また静かな寝息を立て始めた。 「……ほんと、こうしてれば可愛げもあるんだけど」 思わずそう独りごちる。 気まぐれで何をするか読めなくて、それでもつい気になってしまうし惹かれてしまう。 ……外見が良いのは言わずもがな。 「なんか、ネコのことみたいね……」 そうこぼして、(ああ、ネコだから『ああ』なのか)なんて独り合点する。 昨夜の彼女も、それこそネコのように激しく、執拗に全身くまなく舐め回して―― 「っと、切り替えなくっちゃ」 不意に湧き上がりかけた羞恥と劣情を、頭を振って振り払い、着替えを持って浴室へ向かう。 身動きするたびに体中が訴えてくる違和感を早く何とかしたかった。 熱いシャワーを浴びれば、汗やら唾液やらその他諸々、夜に私とあいつが出した体液で変な皮でも纏ってしまったような、この感覚は落とせるはずだから。 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/12(土) 23:47:38.34 ID:uuC3e7CF0 彼女が、こうしてネコのようにしてくるようになったのは、いつ頃からだったか。 元から、愛依とのスキンシップ自体がペットのそれに近いところはあったけれど、ふゆの記憶では初めからではなかったはずだ。 それが、いつからか大切なところ以外も舐め始めるようになって。それも、太ももとか、おへそとか、そういう所謂セクシャルアピールなところ。 (ああ、こいつこんなところ見てるんだー)なんて思ってたら、徐々にわきとか、指のあいだとか、なんか違うイミで恥ずかしいところも舐められるようになって。 今じゃ多分、もう舐められたことがない場所、口に含まれたことがないところなんてないくらい、体中を好きにされてしまっている。 「……っ、ふっ」 危うくスポンジを取り落としそうになってしまった。 どれもこれもあいつが悪い。 今だって別にふゆは意識してたつもりはないのに、身体を洗う自分の手がなぞる場所を、同じようになぞったあいつの舌の動きを一瞬思い出してしまったんだから。 少しだけ疼きかけたおなかに喝を入れて、なんとか日常への回帰を試みる。 「っていうか、ふゆはあさひのことあんまり好きじゃないんだってば……!」 そう、大切なのはそこだ。 聞こえは大変悪いが、今のふゆたちの関係は完全に『身体だけ』のそれ。 まあ、あさひ自身もそんなに彼女面(彼氏面?)するようなやつじゃないし、第一私たちと『そういうこと』はあまり結びつかないんだろう。 よって、スキャンダルとかそういうのは今のところ心配はなさそう、なのだけど。 「……ぁっ」 タオルで拭った身体が自分でも想定外の反応をして、思わずらしくない声を上げてしまう。 ……これだ。 完全に心と体とがちぐはぐ。 私はあさひのことがあんまり好きじゃないし、付き合ってるつもりもない。 だけど、オフの日の前とか、あさひがしれっと家に来るのを止めようともしなくなってきてしまったし、むしろオフが合わなかったときなんかは、独りで『いたす』ことが多くなってきた、ような気もする。 続きを読む