転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1570978779/ 1: ◆5AkoLefT7E 2019/10/13(日) 23:59:39.71 ID:xvQZ/a5c0 ~事務所~ 夢見りあむ「……は?」 P「だから、仕事だよ」 りあむ「いや、そこは聞こえてるけど……食レポ? ぼくに? なんで???」 P「事務所に来たオファーで、先方から特にアイドルの指定は無かったからな。俺がお前に取ってきた。感謝しろよ?」 りあむ「だから、なんでぼくなの!? 食レポってあれでしょ? お店の人と談笑して、美味しそうに商品を食べて、気の利いた感想を言うんでしょ? むりムリむりムリ!!! いっっっっっこもできないよ!!!」 P「じゃあ説明するからな」 りあむ「Pサマ基本的にぼくの話を聞かないよね。耳取れてんの?」 ~~~~~~~~~~~~~~~ 読まなくても大丈夫な前作 夢見りあむ「なんでぼくにお悩み相談のお仕事がくるのさ!悩んでるのはぼくだよ!!」 2: ◆5AkoLefT7E 2019/10/14(月) 00:00:13.95 ID:NgLCuJJq0 P「まず、クライアントは下町の商店街だ。都内だが、お世辞にも栄えてるとは言えない地域だな。どうやら、近くに大型の商業施設が建設されたことで売り上げが落ち込み、一発逆転のためにアイドルを使って……ははは、お前みたいだな」 りあむ「笑えるか!」 P「商店街の会長がウチの幹部社員と顔馴染みらしい。ご本人もアイドルなどには理解があるようで、”この事務所のアイドルはみんな可愛くて愛嬌があるから、誰が来ても大丈夫ですよ!期待してますね!”とのことだ。そこでお前を捻じ込んだ」 りあむ「そうやって向こうの優しさに甘えて好き勝手するのやめようよう~~~!!! ”経歴不問!”って求人に前科持ち送り込むくらい非人道的じゃんか~~~!!!」 P「向こうが言ったんだからいいんだよ」 りあむ「Pサマ絶対地獄に落ちるからね」 P「それ、友達にもよく言われるよ」 りあむ「頻繁に友達と死後の行き先トークをするなし!」 3: ◆5AkoLefT7E 2019/10/14(月) 00:00:50.75 ID:NgLCuJJq0 P「ってかそうでもしないとお前を指名してくれる仕事なんてないんだよ! こういうのから知名度上げなきゃどうにもならんだろうが!」 りあむ「うぅ……それはそうだけど……」 P「それに、良くも悪くも悪くも悪くも、お前の見た目は今どきの若者だ。そういう層へのアピールには問題ないだろう」 りあむ「”良くも”と”悪くも”は戦力の均衡が取れてなきゃダメだと思う」 P「こういうのは見た人が『自分をターゲットにしてる!』って思わなきゃダメなんだよ。”若い人がもっと来てくれれば……”って先方も言ってたみたいだし、そこは理にかなってるはずだ」 りあむ「お仕事ならやるけど……」 P「まあ、どんなアイドルでもこういう、地味な仕事から始まるんだ。頼んだぞ」 りあむ「……」 P「?」 りあむ「……別に、仕事の大きさなんてどうでもいいけど……上手くできなかったら悪いって思うだけだよぅ」 P「りあむ……」 りあむ「……」 P「悪いモノでも食ったのか……?」 りあむ「茶化すなあ!!!」 続きを読む