転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1377529826/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/27(火) 00:10:26 ID:M6Q2fSmw 魔王「ここまで長く険しい道程だった…」 魔王「だが、そのおかげで俺は更なる強さを得ることが出来た!」 側近「ようやくここまで来たのね…!」 魔王「側近…今まで世話になったな、お前のおかげでここまで来れたよ」 側近「ふふっ、礼を言うのはまだ早いわよ」 魔王「そうだな…それでは始めようか、勇者!」 魔王「俺は貴様を倒し、必ずこの世界を制服する!!」 勇者「何か違う」 魔王「えっ」 勇者「えっ」 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/27(火) 00:20:13 ID:M6Q2fSmw 魔王「意味がわからんぞ!違うとはどういうことだ?」 勇者「本当に意味わからんぞ、魔王が自ら城に来るなんて思いもしなかったよ」 勇者「え、てか何で来たの?」 魔王「さっきも言っただろ、貴様を倒すためにここに来たのだと」 勇者「いや、だから普通魔王からは来ないから」 魔王「は?」 勇者「あ!?」 王様「まあまあ、そんなに怒るな勇者よ」 勇者「怒ってないっすよ、魔王を目の前にLV1勇者と60過ぎのおっさんしかいないこの状況に焦って興奮してるんです」 王様「私はまだ58だが」 勇者「どうでもいいよ、死ぬほど」 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/27(火) 00:26:23 ID:M6Q2fSmw 魔王「よくわからんが、ここまで来たからには必ず貴様を倒す!」 勇者「いや、俺倒したって意味ねえぞ」 魔王「何故だ」 勇者「俺勇者になってまだ5分しかたってねえぞ」 魔王「……え?」 勇者「だから、今王様から勇者になる許可でたばっかだから」 王様「いえい」ピース 魔王「なん……だと…」 5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/27(火) 00:36:53 ID:M6Q2fSmw 勇者「さてと、この状況どうやって収集しようか」 魔王「ならば貴様を倒してやる、王よ!」 王様「えっ、私?」 勇者「バカかお前、こんなおっさん倒したって何も意味ねえだろうが」 王様「そうだな、大魔王を倒してからもう30年も経つし…体が鈍ってるかもしれんな」 勇者「おーい魔王悪いことはいわん、帰った方がいいぞ!一瞬でチリにされんぞ!」 魔王「何!…あの…大魔王を倒しただと…」 魔王「…だが、ここで諦める訳にはいかない!」 勇者「あいつ前世勇者とかだったのかな」 続きを読む