少女「愛してるって言って」少年「………」

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転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1559663022/

1: ◆YBa9bwlj/c 2019/06/05(水) 00:43:42.42 ID:QekJgiX40
SS初投稿です。

所謂「プーチンPシリーズ」を台本形式のSSにしたものです。原作がなかなか難解なのですが、ストーリーが非常に好きなので、思い切ってSSにしてみました。解釈を少し変えたり脚色したりしてます。

全4部です。

また、「ボーカロイド」要素が少々出てくるため、苦手な方は非推奨かもです。





6: ◆YBa9bwlj/c 2019/06/05(水) 01:01:16.07 ID:QekJgiX40
ーーーーー





「──ねぇほら、この歌ね、あたしのお気に入りなの」

「──いつもこのくらいの時間に流れてるんだ」

「──♪、~~♪」

「──何だっけな…確か、ぼー…か?なんとかっていうのが歌ってるんだって」

「──いいなぁ、あたしもいつかこんな風に歌ってみたいなー…」

「──そしたらさ、君は──」







ーーーーー

「……く…………て!」

少年(……ん)

「…やく………ってば!」

少年(なんだ……夢…?)

「早く起きなさい!」ピシッ

少年「痛てっ!……少女か?何もデコピンすることはないだろ…」

少女「あんたがずっと寝てるからじゃない。もうLHRも終わっちゃったわよ」

少年「……俺たちしかいないじゃん」

少女「みんな帰ったか部活よ」

少年「てっきり先生が起こしてくれるもんだと思ってたけど」

少女「知らないわよ。見放されたんじゃないの?あんた最近成績悪いし」

少年「おいおい…」

少女「ま、そんなあんたを見捨てずに待ってた優しーい私に感謝することね♪」

少年「は?」

少女「あ?」

少年「……なんでもない」

少女「ほら、帰るわよ。どうせ宿題もあんた一人じゃ終わらないでしょ?一緒にやってあげるわ」

少年「はいはいどうも」

少年(さっきの夢……すごく懐かしい気がしたけど、何だろう……)




7: ◆YBa9bwlj/c 2019/06/05(水) 01:04:40.60 ID:QekJgiX40
下校中ーーー

少女「──それでさ、今度の春休みにおじいちゃんのところに帰らない?」

少年「お前、ほんとあの人のこと好きなー」

少女「当然でしょ?というかあんたは何も感じてないの?私たちを大事に育ててくれて、今こっちの学校に行けてるのだっておじいちゃんのおかげなんだから」

少年「いやまあ、ありがたいとは思ってるけどさ……よく覚えてないんだって」

少年(親に捨てられ、身寄りのない俺たちを拾って世話してくれたのが、少女の言うおじいちゃん……R国のお偉いさんらしい。らしいっていうのは、全部少女から聞かされたことだからだ。俺自身は昔のことをほとんど覚えてない。今俺たちは同じ寮に住んで同じ学校に通ってるけど、そう取り計らってくれたのもその人なのだそうだ。……作り話かよ)

少女「じゃあ、私たちが一緒に闘ってたあの日々も?」

少年「……ばったばったとなぎ倒していったってやつか?」

少女「そうそう!なんだ覚えてるじゃない」

少年「それはお前に何度も聞かされたからな。悪いけど俺の記憶の中にはございませんってやつだ」

少女「もう、信じらんない!二人であんなにいっぱいやっつけたじゃない!そんなにどうでもいいことだったわけ?」

少年「そう言われてもなぁ」

少女「あーあ、昔のあんたは頼もしかったのになー。今じゃこんなになっちゃって」

少年「ったく、また始まったよ……」

少年(大体闘うってなんだよ。格ゲーの話かっての)

少女「はぁ……まあいいわ。それで、おじいちゃんのとこに帰る日だけど、休みの半ばくらいでいい?」

少年「え?俺はまだ行くとは言って」

少女「行くわよね」ズイッ

少年「いやだから」

少女「行 く わ よ ね」ズズイッ

少年「……はい」

少女「うんうん♪休みの半ばに行くんだから、それまでにはさっさと春の課題終わらせとかないとだめよ。あと──」

少年(……ばっくれてやろーっと。後が怖いけど)

少年「……ん?」



女「──。──、───♪」

モブA「──!」

モブB「──、──」





8: ◆YBa9bwlj/c 2019/06/05(水) 01:07:44.96 ID:QekJgiX40
少女「なに?どうしたの?……ってあいつか」

少年「女ちゃん、やっぱいいなぁ…」ニヘラ

少女「あれのどこがいいのよ。いっつも仮面みたいな笑顔貼っつけてるだけじゃない」

少年「分かってないなー、あれはファンに向ける営業スマイルってやつだって。アイドルって大変なんだ。気を許せる相手が側についててあげないと……それが俺だったりしたら……えへへー」

少女「呆れた。重症ねこれは……さっさと帰るわよ」

少年「あーいっそ告白したら付き合ってくれないかなぁ」

少女「なに?彼女が欲しいの?……じゃあほら、ここにいるじゃない。ずーっとあんたと一緒に居た適任者が♪」

少年「え?誰?」

少女「♪」ニコッ

少年「……お前が?」

少女「そそ♪こんなヘタレでも幼馴染としてのよしみってのがあるから──」



少年「いやーないない。冗談にしてももっと面白いこと言えって(笑)」



少女「…………は?」





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