転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1554455519/ 1 : ◆bcQPzU7u4E 2019/04/05(金) 18:11:59.15 ID:3A1BoTBQO とある鎮守府の憲兵と艦娘たちの物語。 ※過去作との関係はありません。 ※割と長いです。あらかじめご了承ください。 2 : ◆bcQPzU7u4E 2019/04/05(金) 18:13:07.54 ID:3A1BoTBQO 着任初日 憲兵隊員「敬礼!」ビシッ 憲兵隊長(以下憲兵)「」スッ 憲兵「直れ」 憲兵「研修と訓練を終えた君たちに私から改めて言うことはない。我が国を守る提督と艦娘が後顧の憂い無く戦えるために、今日より任務に精励すること。以上だ」 3 : ◆bcQPzU7u4E 2019/04/05(金) 18:14:12.63 ID:3A1BoTBQO 電「司令官さんが着任されたのです」 憲兵「敬礼っ」ビシッ 隊員「」ビシッ 提督「直れ」 提督「君たちに務めてもらう任務は、率直に言って地味で、あまり国防に貢献しているという実感が得られないかもしれない。だが、艦娘が戦ううえで必要不可欠な任務だ。どうか彼女たちの背中を守ってほしい」 提督「……以上。これからよろしく」 憲兵「はっ!」 4 : ◆bcQPzU7u4E 2019/04/05(金) 18:15:58.41 ID:3A1BoTBQO 隊員A「あの提督、だいぶ若いですね」 隊員B「お前が言う台詞じゃないけどな。隊長より若いんじゃないっすか?」 憲兵「私よりは若いだろうな。間違いない」 隊員C「年下の上官持つのってどんな感じです?」 憲兵「正直、変な気分だな。だが、年下のためと思えばむしろやる気も出ようというものだ」 隊員B「隊長ほんと年下贔屓で敬老精神ないっすよね。だから階級上がらないんでしょ」 憲兵「言ってろ。お前たちもここにいる限り同じ運命だからな」 隊員C「しゃーないですね。隊長についてきたのが運のつきでしたし」 隊員A「階級がどうだろうと国防の一翼に変わりはありませんよ。やるべきことをやるだけです」 憲兵「その通りだ」 続きを読む