JR東日本新潟支社は3月28日、広告のイメージキャラクターとして起用しているNGT48との契約更新を保留にすると明らかにした。現在、新潟駅をはじめとする県内の一部駅のサイネージ広告では、NGT48メンバーによる歓迎メッセージ映像が放映されているが、4月1日から放映を取り辞めるほか、イベント広告のポスターも撤去するとしている。 NGT48は昨年12月に発生、今年1月に発覚した暴行事件の騒動が長期化しており、その余波はどんどん広がっている。 3月27日には、新潟県の花角英世知事が、今年9月に開幕する「国民文化祭」「全国障害者芸術・文化祭」のスペシャルサポーターとしてPR動画やポスターに起用していたNGT48との契約更新を「現時点では保留」とすることを発表。花角知事は、「今のままでは事態は収束したとは思えない。事態の推移を見守ってから判断したい」と説明し、「早く正常化していただきたい」と訴えかけた。 27日夜には、NGTの地元ラジオ番組『NGT48の みんな神対応!! ラジオあくしゅ会!!』(FM NIIGATA)が同放送をもって休止となることも発表された。 26日には、ラジオ番組『NGT48のガチ!ガチ?カウントダウン!』(BSNラジオ)と『NGT48のガチ!ガチ?トーク』(同)の2番組について、「正常な番組内容で放送ができるようになるまで休止とさせていただきます」と発表されたばかり。さらに3月25日には、2年以上続いた地上波の冠番組『NGT48のにいがったフレンド!』(テレビ新潟)が最終回を迎えている。 31日に市内で開催されるイベント「最高の新潟ラーメン祭」のトークショーも出演中止がアナウンスされており、もはやNGT48は、地元の新潟で活躍の場をなくしつつある。もはや四面楚歌といった状況にあるが、地元から「NO」を突きつけられる地元密着型アイドルほど無用の長物もない。もはや解散待ったなしと言っても過言でない。 メンバー保護者会で怒号飛び交う こうした騒動の余波を食い止めるためか、運営会社のAKSは21日、新潟市内で第三者委員会による事件の調査報告会見を開いた。しかし、被害者の山口真帆がTwitterでリアルタイム反論したこともあり、調査報告書の内容の矛盾点や虚偽を突かれた松村匠運営責任者兼取締役はしどろもどろに。世紀のグダグダ会見となっていた。 また、事件のきっかけとして争点となっているファンとグループ側の「つながり」(私的領域での接触)について、AKSはメンバー12人に疑いがあると公表したものの、元劇場支配人の今村悦朗氏をはじめとする運営スタッフの「つながり」についてはなぜか調査が行われておらず、説明は不十分。運営の一連のずさんな対応に世間の不信感はピークに達している。 3月28日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、報告会見後、運営がNGT48メンバーの父兄を集めて保護者会を開いたと伝えている。しかしやはりここでも運営側の説明は不十分で、怒号が飛び交い、わけても山口真帆と仲の良いメンバーの保護者は大激怒していたという。 一部報道では、被害者の山口真帆はすでに新潟を離れ、地元の青森に帰省したとも伝えられている。会見後、山口はファン向けの有料メールサービスで卒業を示唆するメッセージを送っており、その去就が注目されるところだ。 wezzy 2019年3月29日 18時5分 https://news.infoseek.co.jp/article/wezzy_64682 続きを読む