2018年のドイツ「殺されるかもしれないからユダヤ人とわかる帽子を被らない方が良い」

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こんなセリフをまさか2018年になっても聞くなんて信じられない。信じられません。いまだに欧州はこの憎悪を克服出来ていないのか…。

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独ユダヤ人団体代表「ユダヤ教徒の帽子かぶらない方がいい」 憎悪犯罪に懸念
2018年4月25日 12:29 発信地:ベルリン/ドイツ
 



ドイツ西部ドレスデンで、1938年に起きたナチス・ドイツによるユダヤ人の商店や住居の襲撃事件「水晶の夜」の犠牲者の追悼式典にキッパをかぶって参列した人々(2015年11月9日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / DPA / OLIVER KILLIG


【4月25日 AFP】ドイツ最大のユダヤ人団体「ユダヤ人中央評議会(Central Council of Jews)」の代表が24日、ユダヤ人は攻撃の標的にされる危険性を回避するためにユダヤ教徒であることを示す帽子を身に着けるのはやめるべきだとの考えを明らかにした。同国内では最近、反ユダヤ主義による攻撃が相次いでいる。
 ユダヤ人中央評議会のヨゼフ・シュスター(Josef Schuster)会長はベルリンの公共ラジオで、ドイツで暮らす20万人のユダヤ人は警戒する必要があるとして、「自分の立場を敢然と示すことは基本的には正しいが、国内の大都市ではキッパ(ユダヤ教徒の男性がかぶる帽子)をかぶっておおっぴらに歩かない方がいい」と語った。
これに対して欧州ユダヤ教会(European Jewish Association)のラビ(ユダヤ教指導者)長を務めるマーゴリン(Margolin)師は、発言の撤回を要請。「この深刻な問題について、残念ながら彼の対処法は間違っている」と述べ、「反ユダヤ主義を恐れてキッパを着用しなければ、かえって欧州で反ユダヤ主義を実現させてしまうことになる」と苦言を呈した。

 ドイツでは、極右勢力や2015年以降に大量流入したイスラム教徒の難民による、反ユダヤ主義が再燃する可能性について警戒を促す事件がここ数か月の間に相次いでいる。
 先週、ベルリン市内でシリア人難民の男(19)がキッパをかぶっていたユダヤ人青年2人に対してアラビア語で「ユダヤ人」と叫びながらベルトで殴りかかる事件が発生。被害者の1人が撮影していた動画がソーシャルメディアで拡散し、激しい反発を招いた。
 アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は後日、右翼の過激派グループとは異なる「別の形の反ユダヤ主義」が生まれている非難するコメントを発表した。(c)A
 
via: 独ユダヤ人団体代表「ユダヤ教徒の帽子かぶらない方がいい」 憎悪犯罪に懸念 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
 
信じられない事態
これはもう、欧州というコンセプトの敗北です。人権という概念の敗北です。まさか人権の最先端をいく欧州でさえ、このようなことがいま現実に発言されてしまうなんて悲しい。悲しいというか、恐ろしい。これでは到底日本においても差別的な意識というのが決して無くならないのかもしれないと絶望するに足るほどの現実です。
 
そもそも人権概念というのは1700年代頃に端を発し、今で言う社会的な平等や公正的な部分に踏み込んだのは割と最近のことです。企業の搾取を許さないような社会権を認めたものは1800年代のドイツで、そして世界で人権宣言などが樹立させるようになったのは1900年代後半。まだ50年ほどの歴史です。
 
このような人権概念が出てきた理由の一つは、間違いなく世界大戦や、とりわけドイツにおけるユダヤ人大虐殺の問題が背景にありました。特定の人種に対して国家が暴力を振るうということは決して許されないことであり、私たちは二度とそのようなことを繰り返してはならない。欧州を中心として、極めて強い反省がこの人権概念の始まりに関与しています。
 
未だにユダヤ人が殺される
しかし、なんということでしょうか。それから50年も経てばまたあっという間にドイツには反ユダヤ主義がここまではびこってしまっているのです。なんでこんなことになってしまうのか、最早意味がわかりません…。どれだけ歴史教育をきちんと行っても、このような差別的な人間をこの世界からなくすことなどできないことを思い知らされます。
 
ドイツほど、この民族差別的なものを否定してきた国はありません。それこそ国家の威信を掛けて、あらゆる研究成果を取り込んで、このような差別意識を持たないように人を育ててきたのがドイツでしょう。しかし現実はこうです。難民に反対する勢力はどんどん大きくなり、反ユダヤ主義はもはやユダヤ人がその帽子を被ることを恐れるほどになってしまった。
 
そこに生きているだけで生命の危機を感じるような国は到底人の住めるところではありません。特定の人だけが、民族や宗教の人だけが住んでいられなくなる国というのは最早国家としての資格を持っていないとすら言えます。欧州の人権概念の旗手であるドイツがこんな調子では、世界から差別がなくなることなんて無いのでしょうね。

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