外国籍の子どもが多数の小学校、6ヶ国語でプリント作成…悲鳴を上げる現場

続きを読む
はてなブックマークに追加
多様性を大事にするという美名の、端的な困難を示してくれる良いニュースです。簡単ではない。

オススメ記事


















運動会で6か国語放送…外国人の子供急増に悲鳴 3/31(土) 18:24配信 読売新聞  「保護者とも意思疎通ができない」「教員の負担も限界」。  日本語を習得できていない外国人の子供の急増に、教育現場からは悲鳴が上がる。  横浜中華街に近い横浜市立南吉田小学校では、全校児童約740人の半数以上が外国籍などの子供だ。保護者が帰化して日本国籍になっていても、家庭で使うのは母国語のみという子供もいる。昨秋の運動会では英語や中国語など計6か国語で放送を行った。  「臨時休校が決まっても、多言語のプリントが作れない」。こう漏らすのは関西の政令市の担当者。教員は日本語にふりがなをつけたり、個別に電話したりする対応を迫られている。  気持ちをうまく伝えられない外国人の子供が、日本人の子供とけんかになるケースもあり、首都圏の政令市の中学教諭は「生徒指導事案の8割に外国の生徒が関わっている」と明かす。 via 毎日新聞 運動会で6か国語放送…外国人の子供急増に悲鳴

 
多様性の限界
これはなんとも生々しいニュースですね。凄く現代を反映しています。日本はようやくこういう状況になったようですが、欧州はこれを10年も20年も前から経験しているはずです。そもそも欧州連合自体が加盟している国すべての言語を公的な言語として認定しているがために書類作成に膨大なコストがかかっていることは有名な話ですが、そういう国際機関レベルの話ではなく、こういう生活レベルの当たり前の日常に潜む多様性のコストというのは明らかに存在しています。
 
これはどう考えても一般的な教師が対応出来る範囲を越えていますよね。自分のクラスに、日本語すらおぼつかない子どもたちが半分近くいる。しかも英語で話せば伝わるならまだしも、そうですらない。これはもうある種の恐怖ですよ。まともに自分の職分を発揮出来るとは到底思えない。日本語が通じないのですから。
 
しかし、これこそが多様性のある社会であることは間違いありません。多様性がある社会の方がバランスが良いという考え方があると思いますが、少なくとも準備が出来ていない状態ではこんなことになってしまう。これで学校側が困るのは間違いありませんが、実際には教育を受ける権利を奪われる子どもたちだって被害者です。日本人の子も外国籍の子も同様に被害者です。
 
じゃあどうすればよいのか
まず重要なことは、あらゆる国家は基本的に移民を受けいれた場合に自国の言語を徹底的に教えます。要するに、この子達に6言語で対応する必要がないようにする必要があります。出来れば日本語、現実的には英語、共通の言語を持たないとコミュニケーションは出来ません。そしてその機会を提供するべきなのは学校だけにとどまらず、市や県が取り組むべき重要な課題です。
 
こういうことを、元々まったくその役割を担う予定の無かった現場や学校レベルが対応しようとすれば当然パンクします。それは全く良いことではありません。リソースは限られているのですから、学校がこれに真剣に取り組む訳にはいきません。急ぐべきは県や市です。そこに住んでいるローカルな人たちの極めて具体的な課題ですから、日本語や英語の学習機会を積極的に作る必要があります。
 
具体的には日本語教師を雇って子ども向け、保護者向けの授業を行う必要があるでしょう。学校のスペースを借りて放課後に行ったりすることもできるでしょう。これは誰かが取り組まなくては解決しない問題です。子どもたちの学力低下は明確に発生します。きちんと言語を教えて勉強出来るようにさえすれば、全く違った未来が待っているはずです。課題が目の前にあるとき、それに絶望するだけではなくそれを乗り越えた場合の豊かな成果にも目を向けたいものです。

新着画像

注目記事

新着記事

弊社情シス、ZIPと別メールでパスワードを送る運用に疑問を感じ画期的なシステムを導入!2021/10/30 14:11
過去に嫁が調教されていた2021/10/30 08:50
婚姻届の証人2021/10/30 08:44
執着してきてて怖い2021/10/30 08:39
何かにつけて腐す奴は何なの?2021/10/30 08:36
疲労骨折2021/10/30 08:34
親知らず2021/10/30 08:32
金丸信2021/10/30 08:30
2021/10/30 08:28