いくつもの違法アップロードサイトが公然と使われている現状に、流石に政府も本格的に対策に乗り出すようです。海賊版サイトは撲滅すべきです。 オススメ記事 [東京 19日 ロイター] – 菅義偉官房長官は19日午後の会見で、マンガ・アニメの海賊版サイトに対し、サイトブロッキングを含め、あらゆる可能性を検討しているとの見解を示した。 3月19日、菅義偉官房長官は午後の会見で、マンガ・アニメの海賊版サイトに対し、サイトブロッキングを含め、あらゆる可能性を検討しているとの見解を示した。写真は首相官邸で昨年5月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai) この海賊版サイトにより、マンガ・アニメの著作権者に約4000億円の損害があるとの試算もあるとの質問に対し、菅長官は「マンガ・アニメ違法コピーや海賊版サイトが深刻化しているとの認識を持っている」と述べた。 そのうえで「インターネットの海賊版に対し、サイトブロッキングを含め、あらゆる方策の可能性を検討している」と表明。さらにこうした海賊版の横行は「コンテンツ産業の根幹を揺るがしかねず、早急に対策を講じていかねばならない」と語った。 via Reuters マンガ・アニメの海賊版サイト、ブロッキング含め検討=官房長官 なぜ海賊版はだめなのか なぜ海賊版がダメなのかという極めて常識的なところからこの話を始めたいと思います。賊版がダメな一番の理由は、それがそれを作成している人たちの利益にならないからです。あらゆるコンテンツ産業の中心には、その言葉通りコンテンツがあります。そのコンテンツが生み出され続けるためには、コンテンツを生み出してる人たちに利益が回らなくてはなりません。お金が無いのに漫画を作るのは無理です。 ではコンテンツからの利益というのはどのように得られるのでしょうか。一言で言うと、誰かがお金を払って買うことによって利益が発生します。電子書籍も含めた様々な書籍を購入するときのお金が、漫画を作っている作者やそれを販売する出版社の利益になるのです。 海賊版の場合誰にお金が入るのでしょうか。当然ながら違法アップロードサイトのオーナーにだけ利益が集中することになっています。コンテンツを作っている漫画家やアニメのイラストレーターなど多様なステークホルダーを全て無視して、海賊版サイトは海賊版サイトを作ってる人間だけが儲かるようになっているのです。 そして当然それを見た人の多くはわざわざお金を払って有料コンテンツを見ることはありません。本来あり得たはずの利益が不当に奪われている状況なのです。海賊版サイトというのはそのような意味において非常に悪質です。コンテンツを作る側がお金が回ってこなければ最終的には漫画産業そのものが崩壊するからです。 人のモラルに頼らない しかしそれでも尚私は人のモラルに頼るのはやめるべきだと考えています。つまり海賊版サイトはよくないからやめよう、と呼びかけたところでそれには大した効果がないだろうと考えているのです。 現状を見れば明らかであろうと思います。皆海賊版サイトがなんとなくおかしい、無料で見れるなんて変だと思っていることでしょう。でもそのアクセスが途絶えることがありませんなぜなら無料で見れるというのは非常に消費者にとって嬉しいことだからです。 それがどんなにコンテンツ作成者にとっては苦しいことであっても見ている側にとっては関係がありません。安く簡単に見られるサイトがあるならそのサイトから見るに決まっています。そこでモラルに頼ったところで問題が解決されないのです。 ですからそういう意味において、今回の政府のブロッキングなども含めて対応策を検討というのは実に価値のあることだと思います。実際にそれを行うかどうかはまだ分かりませんが違法なサイトに対しては強烈な取り組みを行うことによってそれを破壊することは十分に考えられるべきことでしょう。 モラルに訴えるのではなく、法律的な規制や具体的な罰則を加えることによってこの問題を解決するというのが重要な視点です。また別の視点ですがこのような違法アップロードサイトに対して広告を出している会社に対して規制を加えるのも重要な視点でしょう。