とうとう民間が宇宙に向かって飛び立つ時代の先鞭を切ったスペースX。はるか昔アメリカを開拓した人たちの魂はいまも顕在のようです。 オススメ記事 米宇宙開発企業スペースXが6日、世界最強の自社ロケット「ファルコンヘビー」打ち上げに成功した。 アポロロケットやスペースシャトルが飛び立ったケネディ宇宙センターからの離陸は、宇宙開発競争の最前線へ、米国が本格的に復帰したことを印象づけた。 その主役が、米航空宇宙局(NASA)ではなく、移民が創業したベンチャーであることに驚かされる。 開発に約10億ドルを投じたファルコンヘビーの積載能力は、現役で最大のロケットの2倍もある。再利用を目的とした第1段ロケット回収にも成功した。宇宙輸送に価格破壊を起こし市場を切り広げる試みは称賛に値する。 最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏はアメリカンドリームの体現者である。南アフリカ出身で、母親の母国カナダに渡った後、米ペンシルベニア大に入学し、米国移住を果たした。オンライン決済会社を起こし、2002年にスペースXを設立した。 マスク氏は火星への有人飛行計画も発表し、アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏も有人宇宙飛行を目指す。 一方でトランプ米政権は昨年末、有人月面探査の再開を指示した。宇宙空間は官民がしのぎを削る時代にあり民間開放に後れをとる日本も座視してはならない。 米国の宇宙開発は挫折と挽回の歴史だ。ソ連が世界初の人工衛星打ち上げに成功する1957年のスプートニク・ショックに続き、有人飛行も先を越されると、ケネディ政権はアポロ計画を発表し、69年に月面着陸に成功した。 以降もスペースシャトル、国際宇宙ステーションと失敗をバネに前進を続けた。転機はブッシュ政権下の2004~06年、老朽化したシャトル退役の表明に続いて、民間企業による宇宙輸送計画を発表したことである。 via: 【主張】米民間ロケット 開拓者精神を見せつけた(1/2ページ) – 産経ニュース フロンティア・スピリットとアメリカンドリーム アメリカを象徴するような精神性や文化といえば何でしょうか。間違いなく取り上げられるものが二つあります。一つはフロンティアスピリット、そしてもう一つはアメリカンドリームです。 フロンティアスピリットというのは開拓者精神と一般には言われます。つまりまだ見ぬ土地にチャレンジして新しい土地を自らのものにしていこうという強い意志、そしてそこで起きる様々な苦難を乗り越えて行こうとするタフな精神の事を言います。 このフロンティアスピリットはまさにアメリカという国が作られていった背景と一致しています。これはインディアン(ネイティブアメリカン)側からしたらたまったものではありませんが、アメリカに移住してきた人たちはこの開拓者精神によってめちゃくちゃに土地を奪い続けてアメリカという国が完成しました。 アメリカの歴史においては複雑な歴史観が共立していますが、少なくとも開拓者精神という文脈においては、アメリカは非常に強い自負を持っているはずです。 そしてもう一つがアメリカンドリームですこれは日本人の多くも聞いたことがあるでしょうが要するに貧しかったり社会的な立場は高くなかった人間が努力や運によって成功をもたらすような物語です。 オバマ大統領も社会的な立場が低い家庭ではなかったにせよ黒人から大統領になるというのは最も美しいメリカンドリームですし、トランプ大統領のように自ら財を成し最終的には一国の大統領になるというのもアメリカンドリームの典型例であるということができると思います。 Space Xはこの掛け合わせだ そしてまさに今回の民間初の宇宙船というのはこのフロンティアスピリットとアメリカンドリームの両方が組み合わさった非常に稀有でかつ英雄的なストーリーです。アメリカでは今非常に盛り上がっていますね。 アメリカの一番の強みは移民を受け入れて何かイノベーションを作り上げていくことで国力の向上に繋がっていくというものです。それは Twitter もそうですし Google もそうですしアップルだってそうです。 Space Xは、外部から新しいものを取り入れ、移民としてやってきた人たちがアメリカンドリームに乗っかって大きな富を生み出していくアメリカの力の源泉を感じる、非常に素晴らしいエピソードですね。 宇宙開発はしばらく予算と合わないということで国家がやらなくなってきた中民間から積極的に動いていっていわゆるロマンと言われる「宇宙へ!」というゴールを追求している様子は非常に喜ばしいことだと言えるでしょう。