情報帝国主義? EUが個人情報保護方針厳格化、従わない企業とは自由貿易をやめることに

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忘れられる権利、などインターネットの世界に置ける権利保護につよい関心を示してきた西欧諸国が更に強力な個人情報保護に進んでいくことを決定しました。

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私たちの生活では今やあらゆるものがインターネットに接続され、個人情報の保護が高らかに叫ばれています。そんな中、EUはデータ保護に関して最も進んだ規制を進めようとしていますが、「EUが全世界に推し進めるプライバシー保護規制により、世界を支配する可能性」についてPOLITICOが述べています。

Europe’s new data protection rules export privacy standards worldwide – POLITICO
https://www.politico.eu/article/europe-data-protection-privacy-standards-gdpr-general-protection-data-regulation/

EUは2018年5月25日、EU一般データ保護規則(GDPR)という新たな個人データ保護の規制を導入する予定で、これにより個人のプライバシーに関するデータの転送や使用に厳格な制限が設けられることになります。この規則はEU域外にも適用されるものであり、GDPRに沿ったデータ保護規制を自国の企業に課していない国々は、EUに加盟する28カ国とこれまでのように自由な貿易ができなくなるとのこと。

POLITICOはこれに対し、「EUは再び世界を征服しようとしている。しかし、今回の武器は前時代のような鉄と武力によるものではなく、あくまでも合法的で強力なプライバシー保護ルールによるものだ。それはサンフランシスコからソウルまで、ありとあらゆる企業に影響する」と記しています。EUは世界中の国々に対し、GDPRを遵守しない企業に対して最大2000万ユーロ(約26億円)または売上高の4パーセントの罰金を負わせることが可能。もはや世界最大級の貿易圏であるEU各国を手放すわけにはいかない国々は、早速GDPRを遵守したプライバシー保護の法律を制定しようと奔走しています。

ブリュッセル・プライバシー・ハブの共同議長であるクリストファー・クンナー氏は、「GDPRはEUが世界に大きな影響を及ぼすいい例だ。ブリュッセル効果と呼んでいただきたい」と述べ、EUがいかに巨大な影響力を持っているのかを示す試金石になるとしています。
via: EUのデータ保護規制は世界を支配する可能性がある – GIGAZINE

 
横暴な振る舞いではない
この記事を読んでみるとなんだかEUが横暴をしているかのようにも見えますが私はそうは考えません。むしろこれからの情報化社会を憂慮してより安定的な方法を選んでいるだけのように思えます。逆に言うとそのようなことをしない会社や国に対して個人情報を提供することに不安すら覚えます。
 
彼らが望んでいることは極めてシンプルです。それは顧客の個人情報をできるだけ厳格に守るというものです。それ自体は特に不思議なものではないように思います。今の時代個人情報というのは非常に大きな価値を持っており、実際高値で売買されています。例えば Google なんていうのはその典型例ですが、一体なぜこれほどレベルの高いサービスを無料で使うことができるのでしょうか。それは彼らがユーザーの情報を収集して検索結果により適切な広告を表示することができているからです。
 
広告を出す企業からすれば自分たちの広告がその広告を気に入るような人に届いてほしいと思うなら当然のことです。 その他 Google はできるだけ自分たちが提供しているサービスを使っている人間がどういう人間なのかということを詳しく理解したいのです。様々なサービスの中にはメールも入っていますし、書類を作るためのソフトも入っています。ということはそこに書かれているような単語や情報、 働いている企業や業界といった様々な情報はすべて適切な広告を表示するためにとても重要な情報だと言えるでしょう。
 
情報は売れるからこそ慎重に
それだけではありません。そのようにお金になるというだけではなく、 多くの個人情報がオンライン上で取り扱われていますから、例えばクレジットカードの情報や住所その人の年齢、誕生日に家族構成などあらゆることがインターネットの情報を引き出すことができれば簡単にわかります。売れるほどの価値ある情報は常にリスクにさらされているのです。
 
よくいろんなインターネットサイトが会員情報を抜き取られたりしていますがそれこそまさに個人情報保護に失敗した例です。 EU が個人情報保護より強めていくという方針に関して私は特に異論を唱えるべきだと思いません。むしろそのような個人情報が高値で取引されるような状況に私たちが同意しない間にされているということの方がはるかに問題がと思いますので、今後このようなプライバシーは保護される方向に進むと思われます。

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