フランスの伝統行事でもブラックフェイス論争が勃発

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つい最近ブラックフェイス問題が大きく議論された日本と同様、フランスでも巻き上がっている議論があるようです。伝統行事におけるブラックフェイスはどうそれを正当化出来るのでしょうか。

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【2月12日 AFP】仮装イベントでの「ブラックフェース(顔の黒塗り)」は許されるか──。フランス北部ダンケルク(Dunkirk)で11日に始まった恒例のカーニバルをめぐり、そんな論争が巻き起こっている。住民らがアフリカの部族をまねて黒塗りをして参加する伝統の催しについて、活動家らは人種差別だと批判。一方、市長は「笑う自由」があるとして擁護し、真っ向から主張が対立している。
 数週間にわたって続く港町ダンケルクのカーニバルでは、地元住民らが仮装して通りを練り歩く。毎年、数万人の観客を集める人気行事だ。
 しかし今年は、始まってからちょうど50年を迎えるチャリティーイベント「黒人の夜」(今年は3月10日に開催予定)をめぐって、特に注目を浴びている。参加者がアフリカの部族のまねをして顔を黒く塗ったり、黒い衣装を着たりすることに、批判の声が上がっているからだ。
 港周辺に張られていたこのイベントのポスターでは、男性3人がペイントで顔を黒く塗り、羽根の頭飾りを着けている。しかし、反人種差別運動家らの抗議を受けて、昨年12月に撤去された。
 反人種差別に取り組む活動家らは黒塗りの顔について、欧州で19世紀にサーカスの見せ物に使われたアフリカの黒人や、米国のいわゆる「ミンストレル(Minstrels)」ショーで白人俳優が顔を黒く塗り黒人を笑いものにしたのを思い起こさせるとして、人種差別だと批判している。
 だが左派のパトリス・ベルグリット(Patrice Vergriete)市長は、顔の黒塗りは「笑う自由、一緒に楽しむ自由」の一つだと擁護。この装いは風刺であり、戯画的な表現を意図したものだと主張している。
 フランスの黒人団体連合の代表ルイジョルジュ・タン(Louis-Georges Tin)氏は顔の黒塗りについて、野蛮人または愚かな人として黒人から人間性を奪うのに使われていることに加え、黒人が奴隷として売買されていた事実に改めて注意を促す。
 同氏は仏紙ルモンド(Le Monde)への寄稿で、ダンケルクが17~18世紀に奴隷貿易に関わっていたというあまり知られていない歴史に触れた上で、こう書いている。「彼らは『黒人の夜』は伝統だと主張する。その通り。だが、人種差別もまた伝統になってしまっているのだ」 (c)AFP
via: 仮装行事で「黒塗りメーク」は是か非か…フランスで論争に 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

 
差別ってなんだっけ
そもそも差別とは一体なんなのでしょうか。 様々な場面で使われる差別という言葉はもはやあらゆることに使われてその意味を成していません。 私は前回のダウンタウンのブラックフェイスについても同様の意見を持っています。差別とは何なのかという定義問題を無視して、黒人をコメディに使うことは差別であるという意見だけがそこにあります。そのような意見を持つこと自体は自由ですがその根拠を示さないならばあらゆることは差別になります。
 
女性は昔差別されていて、選挙権なども一切持っていなかった。差別の歴史があるのだからジョークに使ってはならない。のならばあらゆる女性はジョークに登場しなくなり、平民は元々差別され人間として扱われてこなかったのですから同様ジョークには登場しなくなり、アジア人は長く欧州に支配されてきて差別的に取り扱われてきたのだからジョークには登場してはならないのです。
 
これには当然多くの人が違和感を覚えるはずですが、女性の権利というのは実際黒人が市民権を獲得する時期と非常に近いタイミングで成立しています。1800年代の話しですから。信じがたいことですが、そのくらい女性の権利というのは歴史が浅いのですね。
 
差別の定義
まあそのような話は脇においておくとしても、差別とは何かを考える上で私が大事にしたいのはまさに上記のようなケースなのです。女性であるから、黒人であるからという理由で様々な人権が制限されている状態。しかも、政府が正当性を持った法律でもってそれを行う。これこそが差別なのです。
 
人間、好き嫌いというものはあります。偏見もあります。人を馬鹿にすることだってあるでしょう。しかし、個人間でそれが起きていることを差別と呼んでしまうとあらゆるものが差別になってしまい、却って本来もっとも強烈な差別である制度的なそれと同列視してしまうことになります。
 
もちろん多くの人を馬鹿にした偏見に満ちたジョークというのは人を腹立たせるものですし私も個人的に好きではまったくありませんが、それを差別という言葉でまとめあげてしまうことは議論をぐちゃぐちゃにして無価値にすることと同じです。私は差別に反対ですが、それは制度的な問題の話をしているのであって、ジョークやユーモアの話はしていないのです。

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