北朝鮮の子ども6万人を救えるか、UNICEFが激難ミッションに挑む

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どんなに非人道的な国家であっても、そこに生きている子どもたちには何の罪もない。そんな誇り高き使命を持って、UNICEFは北朝鮮の子どもたちの栄養失調を解決しようと試みています。

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ユニセフ=国連児童基金は、ことし1年間に北朝鮮で5歳未満の子ども6万人が深刻な栄養失調に陥るおそれがあると明らかにし、国連安保理の制裁で支援物資を運ぶための燃料費が高騰するなどの影響が出る中、滞りなく支援を実施できるかどうかが課題だとしています。 ユニセフはことし1年間に世界で行うべき人道支援活動の概要をまとめ、30日、スイスのジュネーブにある国連ヨーロッパ本部で記者会見して発表しました。 このうち北朝鮮について、およそ1800万人が食料の供給が不安定な状況にあると見られ、5歳未満の子ども6万人が深刻な栄養失調に陥るおそれがあると明らかにしました。 ユニセフによりますと、人道支援の活動は国連安保理の制裁の対象から除外されていますが、支援物資を北朝鮮国内まで運ぶための燃料費が高騰するなど影響が出ているということです。 また金融機関の審査も厳しくなり、北朝鮮国内への資金と物資の運搬により時間がかかるようになっていて、滞りなく支援を実施できるかどうかが課題だとしています。 そのうえで、北朝鮮の子どもたちへの支援にはことし1年間で1650万ドル、日本円でおよそ18億円が必要だとし、国際社会に支援を呼びかけています。 via NHK NEWS WEB 北朝鮮 子ども6万人が深刻な栄養失調のおそれ ユニセフ

 
国と人、そして子ども
あらゆる手を使って世界を騒がせている国。ミサイル実験を繰り返し日本にも脅威となっている国。核兵器を製造しながら平然と国際社会に食糧支援などを要求する国。そしてあまりの暴虐振りに国連決議によって経済的締め付けを受けている国。そんな北朝鮮にいま、6万人もの子どもが深刻な栄養失調に陥っています。
 
私たちはこのようなUNICEFの行動を見て、必ずしも素直に素晴らしいことだと思えないかもしれません。北朝鮮は国内の重要な仕事をせずに、いたずらに軍事力を拡大して世界を混乱させている。そのような国家に支援をするなど以ての外であると。
 
あるいは、そのような食料支援などは結局全て軍に没収されてしまって子どもたちには届かない。せっかくの経済制裁も効果が薄くなってしまうし、どう考えてもやるべきではない。と考える人も少なくないでしょう。
 
しかし、UNICEFのミッションは極めてシンプルです。それは、すべての子供達のために、というものです。それ以外のあらゆる理屈を必要としない国際組織がUNICEFなのです。
 
国際社会、は一枚岩ではない
よく日本のニュースでも「国際社会はこうである」といった言い方がされます。しかしそれは厳密にはほとんどの場合嘘です。国際社会といった集団は存在しません。今回のケースでも明らかなように、世界の様々な現象に対して、それぞれの国がそれぞれの立場を持ち、また同じ国の中でも異なる意見を持った集団がおり、またその集団は時に国家の枠をまたぎ存在しています。
 
それぞれの集団がそれぞれの正解や正しさや利益のために動いています。UNICEFのゴールは明確です。例えアメリカが北朝鮮に経済制裁どころか軍事制裁を加えようとしていても、例え国連が食糧支援に難色を示しても、しかしUNICEFのゴールは明確なのです。そこに苦しんでいる子どもがいるなら手を差し伸べないと組織の存在理由がなくなるのです。
 
一刻も早く、このような矛盾が解決され、北朝鮮が内部の問題についてきちんとコミットするようになればよいのにと思います。政治的な争いで子どもたちが犠牲になることほど馬鹿らしいことはない。

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