大きな声を出さないと人に指導が出来ない人間というのが学校の先生であるというのは最悪のジョークですし、更にそいつが校長という役職についているなんて悪夢以外の何者でもありません。 オススメ記事 那覇市立中の教頭だった女性(60)が、校長からパワハラを受け、退職を余儀なくされたとして、市に約4750万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、那覇地裁は30日、約620万円の支払いを命じた。 判決で森鍵一裁判長は、校長が女性を廊下でしかった後、校長室に呼び「仕事が遅い」「こんな教頭はいない」と繰り返し大声でしっ責したとし「適切に監督すべき立場にあるのに、地位や権限を利用して行き過ぎた言動をした」と認定。女性はうつ病の診断を受けて退職しており、校長の言動と退職には因果関係があると判断した。 判決によると、女性は平成23年10月に書類作成について校長からしかられた後、病院でストレスによる身体不調と診断され、休職を繰り返した。その後、うつ病を発症し25年3月に辞職した。 市教育委員会は「判決内容を十分に検討した上で対処する」とコメントした。 via: 校長が教頭にパワハラで賠償命令…「仕事遅い」「こんな教頭いない」大声で叱責 – 産経WEST なぜ大声を出すのか この手のパワハラって本当に中々なくなりませんね。問題視されるようになって随分経ちますが、一向に報道が減りません。といっても原因は明らかです。生存者バイアス-すなわち成功者は自分の行動の全てが成功に繋がっていると考え、そうでない考えを受け入れることができないわけですね。これまでパワハラ的なことでうまくやってきた(からこそ偉い立場にいる)人間が急にそれをやめることは出来ないのでしょう。 しかし、私はやはり納得がいかないことがたくさんあります。まず第一に、叱責するにせよ指導するにせよ大声を出す必然性がある場面があるとは到底思えません。野犬に訓練をしているわけでもなければ、騒音が酷いところで指導しているわけでもないのに、なぜ大きな声を出さなくてはならないのでしょうか。それは単に相手を威圧しプレッシャーを与えることで権威を強調する意味しかないはずです。そんなことは教育の本質ではまったくなく、ストレス発散の方法としか思えません。そして当然ながら教育でストレス発散をするような人間に教育者としての資格などないでしょう。 そもそも、このような愚かでふざけた教育方針を取った人間がなぜ校長になってしまったのかということに対して疑問を抱かざるを得ません。この人間がなぜ権力を持ててしまったのか。教育委員会や同僚の評価がトチ狂っているとしか思えません。 生徒への悪影響が不安 そしてこのような指導者が、生徒の先生の先生であるという点が非常に気にかかります。こういう指導を良しとする先生がいる場所では、当然部下である教師たちにも悪影響があるはずです。叱り方というのは決して怒り方と同じではありません。教育的に叱ることと、感情的に怒ることは全く別ですが、こんなおろかな校長がいた場所では教師にも間違った学習が行われている可能性があります。 今回の賠償がちゃんと成立したことで、あのような行為は犯罪であるということがきちんと現場の教師にも伝わっていると良いのですが、どうなっているのでしょうか。教育委員会は今後の再発防止に努める策は何かあるのでしょうか。どうにもこういう人は気に食わないですね、本当に。