扱う商品は卵やミルク、パンなどのステープルズ商品にサンドウィッチやサラダ、コーヒーなどの飲み物、さらにアマゾン独自のミールキットやワインなど。小売業界の破壊的イノベーションとなるアマゾンゴーは、スマートフォンにダウンロードした専用アプリのQRコードで入場できる仕組み。QRコードでチェックインすると、駅にある自動改札機のようにゲートが開き入店できるのだ。あとは購入したい商品を手に取り店を出ていくだけで、アマゾン・アカウントにある利用者のクレジットカードに自動的にチャージされる。また手に取った商品を商品棚に戻すと、天井にあるカメラやセンサーが認識して、チャージされないのだ。「商品を取って外に出るだけ(Just Walk Out:ジャスト・ウォーク・アウト)」でレジ人員を必要としないが、ワイン販売では法律により年齢確認が必要となるので全くの無人運営というわけにはない。
ハッキングを試みたYouTube動画「アマゾンゴーで盗みは可能か?(CAN YOU STEAL FROM AMAZON GO?!)」では全て(3点)の商品はチャージされていた。「レジなしアマゾンゴーで生理用品を盗んだ(We Stole Tampons from the Cashier-less Amazon Go Store)」では手に取った商品を別の商品棚(ワイン)に置き、それを再び手にして出る行為だ。これもチャージされていた。ただ、アマゾンゴーの返品については、返品しなくても返金可能な「オーナーシステム(Honor System:自己申告システム)」を指摘している。アプリにあるレシートから、返品する商品を選んで「取り除く(Remove)」をタップするだけで返金されるのだ。チャージされた商品を返品扱いにすることで万引きは可能となる。
また「アマゾンゴーでの万引きはメチャクチャ簡単(I PROVED STEALING FROM AMAZON GO IS INSANELY EASY)」ではアマゾンゴーから6品目をもって立ち去りながらも、ペパーミント以外の5品目がチャージされてなかったことを映している。この動画をアップしたティム・プール氏は「極めてシンプルな万引き方法」をあかさないものの「どんなお店よりもアマゾンゴーでの万引きは簡単」と話している。しかもこの方法で万引きしてもアマゾンから咎められることはないと主張している。