自動車の会社という印象が強いTOYOTAですが、彼らは自動車の会社であることをやめようとしています。モビリティという言葉がこれから社会を変えていきますが、みなさんはこのトレンドをご存知ですか? オススメ記事 自動車メーカーがかつてない変化に直面しています。電動化、自動運転、ライドシェアをめぐる技術変化によって、車をつくって売るビジネスモデルは成り立たなくなるかもしれないといわれているからなんですね。果たして、自動車メーカーはこの変化に対応できるのか。残された時間は多くはありません。 ※豊田章男さん(12月13日撮影) 自動車メーカーが危機感を持つのは、「マース(モビリティ・アズ・ア・サービス)」といわれる、自由な移動サービスがいよいよ現実のものとなり、車が「所有」から「利用」へと大きく変わろうとしているからなんですね。 トヨタ自動車社長の豊田章男氏が1月9日、米ラスベガスで開幕した世界最大の家電見本市「CES」で、初めてのプレゼンテーションを行ったのは、自動車メーカーの将来に対する危機感のあらわれにほかなりません。 「私は、トヨタを、車会社を超え、人々のさまざまな移動を助ける会社、モビリティ・カンパニーへと変革することを決意しました」 豊田章男氏は、「CES」のプレゼンテーションでそのように語りました。 つまり、“車会社”から“モビリティ・カンパニー”への転換ですね。 via: トヨタが“車会社”ではなくなる日 車ではなくモビリティの時代へ TOYOTAといえば車、車といえばTOYOTA。そんな時代はもう随分前に終わってしまいました。いまではGoogleが自動運転車を作り、AmazonやFacebookもこの分野の技術に大きな投資を行っています。これが意味していることは、IoTの発達とそれに伴う全ての概念の再構築です。 いま、あらゆるものはインターネットに接続される様になっています。Internet of Things、I0Tの時代です。例えば体重計がインターネットに接続されると、その体重データは全てオンラインにアップロードされて詳細なデータ分析をするようになります。ある地域の人がどんな体重の増え方をするのか、といったことも簡単にトレース出来るようになります。そうすればより効果的な健康プログラムを政府が作ることも可能でしょうし、そのデータは企業が高く売ることになるでしょう。 車も同様です。あらゆる車がインターネットに繋がり、ガソリンの残量から載っている人数や重量からあらゆるデータをオンラインに共有することで、自動運転車として相互に場所を把握しあって最適なルートを生み出して渋滞を0にすることだって可能です。もはや車は運転するものではなく、移動しながらあらゆることが出来る場所に変わります。 モビリティとはつまり、移動のための全てのことを指しているのです。自動車、自転車、飛行機に舟、それにドローンとあらゆる全てはモビリティという言葉に収斂していくことになります。本質は形にあるのでもなければ動き方にあるのでもありません、全ては移動という本質に辿り着くのです。 いまある会社は死ぬか変わるしかない そのような中で、いまある自動車系の企業は全てとんでもない大変革を迎えようとしています。波に乗り切れず無くなってしまう企業も複数出るでしょう。なんといっても、これまでのようにより早い車、より効率的な車、より格好いい車、といった次元とは全く別の視点でのアイディアが必要になってきたからです。 これから世界中がインターネットに繋がるようになり、自動車は運転するものではなくて利用するもの、移動のための道具になっていく中で、これまでと同じ考え方で新商品を作ったってどうしようもありません。ゲームのルールが変わったのです。車はこれから全く別の概念のものに変わっていきます。時代の節目に居合わせているようで私は非常に楽しみにしています。