全国大会常連校の顧問、体罰で契約打ち切りへ-少しはまともな日本になってきた

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いくら部活を強くしてくれるとは言え、体罰を振るったらその時点でアウト。そんな当たり前の感覚を持っている高校が日本にあることを心からうれしく思います。

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栃木県足利市の足利工業大付属高校の男子バレーボール部で6月、男性コーチ(66)が部員の2年生の男子生徒(17)に暴行を加えていたことが分かった。同校が30日、記者会見して発表した。同部は全国大会の常連校で、来年1月の全国大会にも出場が決まっている。
 同校によると、コーチは6月29日、男子生徒が1年生の女子マネジャーと交際していることを怒り、学校の体育館の教官室で正座させて「これは体罰だ」と言って胸を複数回蹴った。生徒は背中から倒れ、体が腫れるなどのけがを負ったという。部内の男女交際は禁止されており、コーチは「カッとしてやった」と話しているという。
 コーチは定年退職した3月まで同校の教諭を務め、現在は体育指導員。同校は7月に10日間の指導停止としており、今年度で契約を打ち切る方針という。生徒はすでに退部し、保護者は警察に被害を相談しているという。
 コーチは2004年にも建築科の授業で生徒に平手打ちをして処分を受けた。松下繁一校長は「体罰はあってはならない不適切な指導。大変申し訳ない」と謝罪した。
 同校バレー部では2008年、下級生に暴力をふるったとして3年生3人が退学、うち1人が暴行容疑で書類送検されている。(北崎礼子)
via: 正座させ「これは体罰だ」 バレー部コーチが部員蹴る:朝日新聞デジタル
 
体罰は一発アウトにしよう
今まで様々な類似のニュースが流れてきましたが、今回の学校はその中では最もまともな対応を取った学校といっても過言ではないでしょう。速やかな処分に加えて、契約解除の決定。例え全国大会につれていけるような素晴らしい指導者出会っても、暴力を振るうようでは話になりません。
 
なぜなら、体罰は暴力であり、暴力は犯罪だからです。それはドーピングと同じように、例え成績が伸びようとも許されないことの一つです。スポーツはどこまでいっても健全な精神と肉体を育てるためにあり、それを壊すようなやり方で指導するのは許されないでしょう。暴力は人の心を歪めてしまいます。暴力にも関わらず体罰と呼ばれれば許されるような文化、風習は絶対に許されてはなりません。
 
よく、こういうニュースだと親や他の部員が「迷惑だ」とか「体罰があるからこそ成績が出せる」「勝手にやめればいいのに」といったコメントをする場合もあるのですが、そんなの関係ありません。こんなやり方はそもそも非合法なのであって、ダメなのです。成績が出せればいいとか、自分はokだからいいとか、そういう話じゃないんです。例え本人が望んでいようと、その人を殺したら殺人罪であるのと同じように。
 
徹底的に文化にしよう
ですから、このような体罰というのは絶対に許してはいけません。いままで許されてきたとしても、それはこれからは違うルールが適用されます。体罰をしたら指導は停止、契約も解除。打ち切りです。毎回誰がやってもそうなれば、体罰はされなくなります。要するに体罰は我慢出来るのです。我慢出来る暴力を我慢しないで振るっているのだとしたら、まさしく逮捕されるべきでしょう。
 
こういうものは本当に空気が出来てしまえば一気に潮目が変わってきます。少し違う例かもしれませんが、例えば男子学生が女子学生のお風呂を覗くという行為。よく漫画やアニメでも描写されていますから、やってもいいと思って実行する中高生が後を絶ちません。しかし、裸を覗かれるのはトラウマになるような嫌な出来事。なにより犯罪です。
 
最近はそのような描写は出来ないように自主規制がなされ、また今までは正座くらいで済んでいたのが試合の出場停止処分を受けるようにもなりました。そして、そうなったらもうやらなくなるのです。悪いことには悪いことだと伝えてちゃんと罰が与えられれば、人は悪いことをしなくなる側面が必ずあるのです。
 
今回のような体罰を行うケースは今後どんどん減らすべきでしょう。そしてそのための方法は簡単。暴力を振るった人間に罰を与える、というただそれだけのことだと私は考えています。

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