バチカン市国、大事な収益源であるタバコを一律販売禁止へ-健康を害する収入要らない

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素晴らしい英断。国家レベルでタバコを販売禁止するというのは極めて大きな決断。小さな国ではあっても、先駆的な事例として取り上げられることでしょう。流石はローマ法王の国ですね。

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[バチカン市 9日 ロイター] – ローマ法王フランシスコは、健康への懸念を理由に、来年からローマ法王庁(バチカン)市内でのたばこ販売を禁止するよう指示した。
グレッグ・バーク報道官は9日「動機は極めて単純。法王庁として、明らかに健康に害をもたらしている行動を支持することはできない」との声明を発表。喫煙により世界で毎年700万人以上が死亡しているとの世界保健機関(WHO)の統計を引用した。
現在たばこは、バチカン職員と年金受給者に対して割引価格で販売されており、職員は月に5カートンまで購入できる。一方、イタリアではたばこの税率が高いため、多くのイタリア人が喫煙しないバチカン職員の友人にたばこの買い物を頼み、安価に入手している。
バーク報道官は、たばこの販売収益が法王庁の収入源の一部であることを認めながらも、「人々の命を犠牲にした利益は正当と言えない」と述べた。
via: バチカンで来年から市内のたばこ販売禁止、法王が指示

 
素晴らしいモデルケース
バチカン市国というのは本当に小さな国-というかほとんど街なので、決して大きな話ではないように見えるかもしれません。しかし、ある領土全体においてタバコの販売が禁止になるというのは非常に印象的なものです。しかもとてもおもしろいのは。段階的な措置を取らずに一気にここまでいったこと。
 
つまり、少しずつタバコの税金を上げて禁煙する人が増えてから販売を禁止にするのではなく、他の地域とくらべても税金が安い状態だったところから一気に禁止にするところが面白いのです。これは住んでいた人、そこでタバコを買う習慣があった人からすれば驚きです。
 
おそらく、ローマ法王のいるようなバチカン市国では、タバコのような健康に害のあるものに税金を重ねて掛けるとなんだか悪いものを売ってお金儲けをしているようなイメージを持たれる可能性があったので税金をかけるのではなく販売禁止をする方向に一気に持っていったのでしょう。
 
追随する国はあるか?
このようにわかりやすいモデルケースが出ると、各国の官僚たちも禁煙に向けた動きをやりやすくなることは間違いありません。なんでも自分のところが一番最初にやるのはリスキーですが、こういう形で大胆に改革してもらうとある種の社会実験のようなものですから、その後の様子を観察してから自分のところの改革をすることが出来る。
 
最初は国レベルでやるのは難しいと思うので、都市のどこかが行うという形になるのではないかと思いますが、早晩そういう形になるでしょう。タバコというのは本当にわかりやすく体に悪い上に、吸っている人だけじゃなくて他の人にまで被害が広がることから、それを禁止させるロジックも非常に立てやすいのが特徴です。
 
タバコを好きな人からしたら辛いでしょうが、やはりこれだけ明確に個人にもその周辺にも、そして医療保険料がかさめば日本全体に負担がかかるような習慣についてはいずれ無くなってしまうでしょう。それで良いと思います。

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