純粋理論物理、すなわちこの宇宙は何から出来て、なぜ生まれたのかを研究する分野において強烈な発見があったようです。核融合の8倍ものエネルギーを放出されるクォーク融合です。 オススメ記事 テルアビブ大学とシカゴ大学からなる研究チームが、クォークとして知られる素粒子グループどうしを融合させた際に放出されるエネルギー量が、核融合反応の約8倍にものぼることがわかったと発表しました。 via: 「クォーク融合」は核融合に対し約8倍強力との研究結果。研究者「発表すべきでないかもと思った」 – Engadget 日本版 発表をためらうエネルギー 好奇心に満ちて探究心があり、新しくわかったことを一刻も早く世界中に伝えたい純粋科学者達にも関わらず「余りにも強烈案エネルギーだったので発表すべきでないかもしれない」と発言するほどの大発見がありました。 理論物理の話なので凄くわかりづらいのですが、凄く簡単にまとめます。原爆などの原子力エネルギーは、核融合というメカニズムを利用しています。核融合を人工的に作り、その時に発生するエネルギーを活用しています。クォーク融合とは、それらよりも更にずっと小さなものを融合させることで、同様に発生するエネルギーを活用しています。 不思議な話ですが、小さい者同士を融合させるほど激しいエネルギーが発生するのです。おそらく今後もっと小さな融合だって出て来ることでしょうし、エネルギーはより大きくなる可能性が十分あります。クォーク融合のエネルギーは核融合の実に8倍というのですからとんでもないですね。 これがもしも軍事的に利用できた時には物凄いことになります。 軍事利用は無理そう しかし、発見した研究者達は軍事利用などは難しいだろうと言っています。一体なぜでしょうか。それは核融合エネルギーなどを使うときには、連鎖反応というものを使っているのですがそれが出来ないからだと言います。連鎖反応とは、1つの核融合が連鎖的にどんどん他の核融合を促して、それがまた他の核融合を促すという連鎖的な反応を指します。 階乗的に大きくなるエネルギー、これが原子力エネルギーの肝なのです。しかし、今回のクォーク融合はかなり短時間で反応を終了してしまい連鎖するのが難しいために活用出来ないと彼らは言います。 しかし、私はそれはあくまで「現時点での話」だと認識しています。最初に核融合を考えた人も、連鎖反応は想定していませんでした。あくまで核融合という面白い現象について考えていた。でもある日、その連鎖反応が可能であることに気づき、エネルギーとしての活用や同時に爆弾としての可能性も見出してしまったのです。 ですから、このクォーク融合もいずれ爆弾に利用される可能性は十分あります。しかし私としては平和利用-すなわちエネルギーとしての利用に限られることを祈っています。技術の発達だけが私達の社会を維持可能にするはずだと思っています。