近年「キレる高齢者」の問題がメディアを賑わせています。『犯罪白書』(2016年版・法務省)によると、2015年の刑法犯の年齢層別の成人検挙人数は65歳以上が最も多く、特に暴行・傷害の検挙人数が20年間で著しく増加し、1996年の約20倍となっています。 犯罪にまで至るほどの深刻なケースではなくても、公共の場所や近隣住民とのちょっとしたトラブルによって、怒りが止まらなくなるほどののしり続けたり、恨みを募らせて嫌がらせを続けたり、といったケースもく耳にするようになりました。 ではなぜ、これほどまでに「キレる高齢者」の問題が増えているのでしょうか? もちろん全ての高齢者の方を一括りにすることはできず、抱えている事情はそれぞれですが、たとえば組織の中で敬われていた人が現役を引退すると、周囲に気を遣われることが少なくなり、自尊感情を保てなくなることもあるでしょう。老化によって体の自由がきかなくなり、健康や金銭的な不安も高くなっていくことで、憂うつになることも増えるかもしれません。 こうした問題もまた、高齢者が「キレて」しまうほどストレスをためてしまうことに大きく影響しているものと思われます。 via All About「「キレる高齢者」増加の要因と対応法」