中東が立てばアフリカが立たず-世界で不足し続ける支援金

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中東の難民問題に大きく世界中の資金が割かれるようになったことに伴い、いまアフリカの貧困が深刻な状況になっています。なぜ世界はこんなふうになっているのか。それはこの社会が椅子取りゲームだからです。

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紛争などで家を追われ、難民となる人たちが世界中で増える中、多くの難民を抱えるアフリカ地域でとりわけ支援金不足が深刻化していることが、NHKなどが国連への各国の拠出金を分析した結果、明らかになりました。
 
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UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のまとめによりますと、世界で紛争や迫害で家を追われた難民と国内避難民は、過去最多の6560万人に上り、戦後最悪と言われる難民危機となっています。

NHKは、難民問題に詳しい東洋英和女学院大学大学院の滝澤三郎客員教授とともに、各国からのUNHCRへの拠出金について分析しました。その結果、中東シリアの内戦で難民が多数発生したのを機に、中東地域への支援金が急増し、2013年以降は、それまで最も多かったアフリカ地域への支援金を上回っていることが明らかになりました。

 
via: 難民への支援金不足 アフリカで深刻 UNHCRまとめ | NHKニュース

 
満たされない世界
世界の富の総量は大体決まっていて、それは常に分配が問題になります。100万円しかないなら、それをどうやって誰に分けるのか。どんな基準で分けるのか。これが大事な問題になります。
 
日本の予算も同様です。教育費にお金を使ったら軍事費は減る。軍事費を増やすには社会保障を削って…という風になんとか調整してやっています。だから、世界のチャリティのお金がどう分配されるかというのも常に椅子取りゲームのようになっています。
 
このニュースも非常に悲しい内容ですね。中東の難民問題が世界中に知られるようになると、寄付は一斉にそこに集まる。アフリカの貧困は依然変わらずに存在しているのに、まるでなくなってしまったかのようになってしまった。
 
でもそれは仕方のないことです。なぜなら、世の中の富の総量は大体決まっていて、寄付に使われる額も大体決まっていて、その額を全て集めてもこの世界のすべての問題は解決出来ないのです。
 
可哀想合戦
先程椅子取りゲームと言いましたが、まさに国際開発において寄付を集めるというのはいかに「かわいそう」と思わせるかが勝負です。悲しい少女の瞳、痛そうな表情、ボートが沈没してしまって家族が全員死んでしまった子どもの横顔。
 
見ている者が思わず罪悪感と何かの責任を感じてしまうようなワンカットの画像が、何十万ドルという大金を引っ張り出してしまう。だから、そういうチャリティの団体はその人達を助けるためにある意味で悪魔のように振る舞うのです。出来るだけ悲しそうな表情を、それを無くしたいはずなのに探してしまう。そうしないと寄付が集まらず、彼らを救う事もできないから。
 
しかし想像出来る通り、彼らを可哀想だと思えば思うほど却って解決が遅くなることもありえます。助けてあげる存在ではなく、自ら自立出来る存在になることが理想だからです。
 
しかし、何を言った所でこの手の貧困問題に立ち向かうためには物凄い額が必要であり、そしてそれは普通の人たちがひょいと出せる金額でも決してありません。非常に悲しいことですが、世界中の全ての問題が解決される日は来ないでしょう。

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