またしてもわけのわからないことを政府がやろうとしています。教育の無償化問題の中でも議論の多かった大学無償化。食べている間は無料、泊まっている間は無料のレストランやホテルを「無料で利用できる」というのは完全に間違いでしょう。ふざけるなよ。 オススメ記事 自民党の教育再生実行本部は、大学などに在学中は授業料を支払わず、卒業後に一定の年収を超えた場合、所得に応じて国に納付する新たな制度の導入に向けた検討案をまとめました。この中では、納付の対象となる一定の年収について、「250万円以上」など複数の案を例示していて、今後検討を進めるとしています。 続きを読む 自民党が憲法改正の検討項目としている、高等教育を含めた教育の無償化をめぐって、党の教育再生実行本部は、大学などに在学中は授業料を支払わず、卒業後に一定の年収を超えた場合、収入に応じて国に納付する新たな制度を導入すべきだとしていて、このほど制度設計の検討案をまとめました。 この中では、在学中に支払いを免除するのは「国立大学の授業料に相当する年間およそ54万円と、入学金およそ28万円を基本とする」としたうえで、私立大学などでこれを上回る差額分については、無利子の奨学金などでの対応を検討するとしています。 そのうえで、納付の対象となる一定の年収については「初任給の平均値にあたる250万円以上」や、「300万円以上」など複数の案を例示して、今後検討を進めるとしているほか、納付額は正規雇用の標準的な収入の人でおよそ20年で支払いが完了する程度に設定するなどとしています。 教育再生実行本部は、今後、この検討案を基にさらに具体的な制度設計の議論を進めることにしています。 via: 大学在学中は授業料無償化 自民が検討案まとめる | NHKニュース わけの分からない無償化 これは流石にわけがわからなすぎて、一体何を言っているのか意味不明です。無償化とはどういう意味か? それはお金を払わなくても良いということです。では、レストランでご飯を頼んで食べている間にお金を払わないことは無償化ということでしょうか。帰りのレジでお金を払ったら、それは無償とは言いませんよね。 それと全く同じレベルのことを言っていますよ。大学にいる間は払わなくて良い。ただし、大学を出たら払ってねってこれ全然意味がないというか、少なくとも無償化という言葉を使うべきではないことくらい考えてみればわかるはず。奨学金という名前で大量の学生ローンの借り入れをさせている時点で、日本の言葉の定義が意味不明なことはわかっていたとはいえ、これは酷い。 このようなものを無償化と呼ぶのは断固反対です。もちろん制度として意味があるのはわかります。稼げることが確定してから返還出来るというのは素晴らしい仕組みだとも思います。奨学金の一番怖いところは、返すときの経済力がわからないところなわけですから。この制度によって救われる人も少なくないはず。 しかし、それでもこれを無償化と呼ぶのは無理があるでしょう。 国公立大学だけで良い そしてこれまたものすごく重要なことだと思うのですが、国公立相当額を私立の学生にも払ってあげるというではありませんか。これはどう考えてもめちゃくちゃなことです。政府が取り組むべきはあくまで国公立に留めるべきで、私立にまでお金を出す必要はまったくないでしょう。 そもそも憲法との兼ね合いも微妙なラインだし、何より私立大学の経営をどんどん補助金漬けにしてしまいます。クソみたいなFラン大学はなくなって然るべきだというのに、こういう延命策のせいでダラダラと経営が続くほうが大問題です。 それでなくとも、いま大卒の4割が非正規雇用で働いている中、もはや大卒という言葉には全然意味がありません。高卒でも働けるような環境を作り、無理に大学に行かなくても良い仕組みにするべきでしょう。大体、全然誰も大学で勉強してないんだから。レジャーランドに政府がお金を使う必要はないでしょう。 もうとにかく二重三重の意味でふざけた「大学無償化」には絶対に反対です。わけのわからないことを言うんじゃないよ。