トランプ大統領が法人税引き下げをもくろんでいるが、今はその時期ではない

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企業の味方、トランプ大統領がやろうとしていることは徹底的に強者に優しい政策。果たしてトランプ大統領の支持者で低所得者の人はなぜ彼に投票したのだろうか。

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[ニューヨーク 30日 ロイター BREAKINGVIEWS] – 企業トップも一般国民も税負担は軽い方を好む。共和党は法人税率の引き下げを目指しており、個人の所得税についても少なくとも当面は負担を軽減する方針だ。しかし米商務省のデータを読むと、法人減税は無用であることが分かる。 via ロイター「コラム:米法人減税は「無用の長物」」

 
トランプ大統領を支持する2種類の人たち
大統領選挙を勝ち抜いたトランプ大統領には大きく二種類の支持者がいると見られています。一つはお金持ち。特に大企業の上の方の人たちはトランプ大統領を支持した人が少なくありません。それは、彼が間違いなく法人税を引き下げることがわかっていたからです。不動産王と知られる彼は当然ながらビジネスの感覚を政治にももちこみ、彼の企業やその仲間たちにとって美味しいことを確実にする。それは人権とか労働者の権利とかそういうものとは無関係に行われる。そしてそれは実際そうであったことが彼の政策からも明らかです。
 
そしてもう一つの支持者が、移民などによって職を奪われたかあるいは奪われそうな人たちです。低所得者で、これ以上のグローバリゼーションなどもってのほか。そもそもアメリカ人以外はさっさと元いた場所に帰れと考えている、保守的な低所得者層。トランプ大統領のやりたい放題の放言、差別的な意識の全てが彼らにとっては代弁者を見つけたような嬉しさがあったはずです。
 
対立する2種類の人たち
しかしよくよく考えてみましょう。トランプ大統領がやりたい放題やっているせいで非常にわかりづらいのですが、実際の所この2種類の層ってどう考えても対立するはずなんです。普通であれば。だってお金持ちで好きなように安い労働力をこきつかっている大企業と、低所得で企業の奴隷として働くしかない人達なのですから。この人たちが本来同じ人を支持することなどめったにありえません。
 
この大きな勢力を獲得できたからこそトランプ大統領はインテリが大好きなヒラリーよりも人気を獲得して当選したわけですが、問題は当選してから。彼が法人税を引き下げて企業からの税収を減らせば、その分社会保障費に使うのは難しくなる。企業がお金を使える量が増えた所で、それが低所得者に行き渡るとはまったくもって限らないし、企業は遠慮なく安い移民の労働力を使いかねない。
 
とはいえ、低所得者層の保障を強めるために税金を投入しようとして法人税を引き上げるようなことをしても、今度はそちらの層から大反対を受けるし、公約からもかなりずれた方向性に進んでしまう。ですから、トランプ大統領がこれから取る戦略っていうのは一つなんですよね。
 
それは徹底して移民や難民を非難しながら大企業に優しい政策を取ることです。保守層は自分たちより下の存在を見つけることで安心し、企業は嬉しい。これが彼の支持層から考えられる最適戦略であり、そして結局保守層を困らせるやり方なのです。なんというか非常に意地汚い現実を見た気持ちにさせられますね。

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