久しぶりにこんなにふざけたニュースを見ました。3年の禁固刑ということですが極めて妥当だと言わざるを得ません。レイプが義務だと言うような人間を禁固刑に処すのが国家の義務でしょう。 オススメ記事 【12月3日 AFP】エジプトの裁判所は2日、破れたデザインのジーンズを着用している女性はレイプされるべきだなどと発言した弁護士のナビフ・ワハシュ(Nabih al-Wahsh)被告に対し、禁錮3年の実刑判決を言い渡した。 ワハシュ被告はテレビ番組に出演した際、細身で破れたデザインのジーンズをはいている女性たちをレイプするのは「国家の義務だ」などと発言したことから、怒りの声が上がった。検察にも苦情が殺到したことから、検察は「公に法律を無視するよう扇動した罪」と「公共の秩序を混乱させる目的で悪意ある報道や声明を拡散した罪」でワハシュ被告を起訴していた。 保釈されていたワハシュ被告は2日の裁判には出廷せず、判決は本人不在のまま言い渡された。被告側は判決を不服とした場合、控訴できる。(c)AFP via: 「破れジーンズの女性はレイプされるべき」発言の弁護士に禁錮3年 エジプト 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News 国家の義務とは何か 余りにも酷すぎるし、当然の罰も既に受けているので言いたいことが多いわけではないのですが、一体どんな脳みそしてたらこんな結論を出すのかまったくわかりません。非常に愚かな発言であると思います。大体国家の義務が国民のレイプなわけがない。何がどう間違ってもそうならない。なぜなら、国家は国民の福祉の最大化のために存在しているから。 国家がなぜ権力を持ち、暴力を持ち、強制力を持っているのか。それは、国民の幸福に資する限りにおいてその力を使って良いという制限があるからです。もし国民の幸福や福祉を邪魔したり、破壊するような国家権力の使い方をしたらクーデターをされます。その権力の正当性が失われるからです。 そのような意味において、この人の発言というのは-とても弁護士の理解とは思えないのですが-明確な間違いであって、法的な根拠もまったくない意味不明の発言をしているわけです。論外ですね。しかも弁護士という専門職の立場としての責任も負う必要があるでしょう。 セカンドレイプ そしてこれは、多くの女性にとってのセカンドレイプになります。性的暴力を受けた女性に対して、その服装が悪かったのだというのは加害者の責任や罪を不当に弱めるものです。相手の服装が淫らだったからといって、それが性的暴力を奮って良い理由には絶対になりません。 なぜなら、それは暴力であって犯罪だからです。相手にどんな落ち度が仮にあったとしても、暴力を振るうかどうかは加害者の判断です。加害者が選んで暴力を振るったにも関わらず、まるでそれは被害者が悪かったかのように議論をすり替えるのは事実誤認であるだけではなく、被害者にとって有害です。 このような発言を許さず、禁固刑に処したエジプト政府の賢明な判断に敬意を評します。日本だと大問題になっても逮捕されるまではいかないだろうな、と思うからです。