街中にひしめくカメラは常に町を見つめている。信号無視をした瞬間、その顔を拡大して認識、犯罪者のDBと照合してもしも犯人なら一瞬で捕まえる。そんな素晴らしすぎる仕組みが中国で動き出しています。 オススメ記事 最近、中国・都心部の様子が映された約9秒のとある動画がインターネット上にUPされ、ネットユーザーたちの論争の的となった。動画内では通行人、バイク、自動車などを監視カメラが徹底的に追跡。「男性-40歳-黒のスーツ」、「白-SUV」など詳細なキャプションを添える姿が映し出されていた。 しばらくすると、その動画の“真実”が明らかになった。動画の正体は、中国公安当局が2000万台にもおよぶAI監視カメラをベースに構築した犯罪者追跡システム「天網」のキャプチャー動画だったのだ。 中国国営放送「CCTV」は過去に、習近平国家主席の業績を公表するドキュメンタリー番組で、天網の存在を紹介したことがある。曰く「(同システムは)国民の安全を守る『目』の役割を果たしている」というのだ。しかし、中国ネットユーザーたちはそれを信じていない。「安堵感」よりも、ジョージ・オーウェルの小説「1984」に登場する「ビッグブラザー」が出現したとして「恐怖」を感じているという。 中国のAI犯罪者追跡システム「天網」に物議……2000万台の監視カメラとDBが連動 素晴らしすぎる仕組み もう、中国で犯罪者におびえて暮らす必要はありません。怯えて暮らすべきなのは犯罪者の方なのです。都市でどこで何をしていても、顔認識でいつでも犯罪者を見つけることが出来るようになるまでそう時間は必要ありません。 犯罪者データベースにはしっかりした顔に関する情報が常にアップデートされており、少しでも怪しい行動をした者はそのデータベースの顔情報と照合され、当てはまればすぐに警察がくるのです。一度でも悪いことをした人は、二度とまともに街を歩けないようになるでしょう。 犯罪をしていない一般市民からしたらこんなに安心・安全なものはありません。少しでも多くの犯罪者が怯えて暮らすようになる日が楽しみです。もっとカメラを増やして、軽微な犯罪者も片っ端からデータベースにぶち込むべきではないでしょうか。 恐怖の監視社会、中国 恐ろしい仕組みが生まれました。2000万台という異常な量のカメラが、静かにじっと街の人々を監視しています。もしも何か怪しい行動を少しでもしたら、その人の振る舞いや顔つきをしっかり記録しておき、もしもその中に犯罪者がいた場合にはすぐにデータベースと照合し必要なら逮捕します。 犯罪者に少しでも顔が似ている人は、場合によっては誤認逮捕される場合も十分にあるでしょう。また、普通の人達であっても大量のデータを勝手に収集されている可能性があります。中国政府が気になる人物は、2000万台のカメラで朝から晩まで何をやっているのかすっかり調べ上げることができるのです。 プライバシーなどそこにはありません。少しでも目立った振る舞いをしてしまい政府の目についた日にはもう絶望を覚悟しなくてはならなくなります。これからいつどこで何をやっていても、カメラはあなたの歩く速度に合わせて動き続けることでしょう。まさにSF映画に出てくるような圧倒的監視社会です。 どちらの面に転ぶかわかりませんし、この両面を持った社会になる日も近いかもしれません。