女性が車に乗れない世界唯一の国、サウジアラビアが変わろうとしている

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どんな理由かもわからないけれど女性が車に乗ってはいけないサウジアラビアが、皇太子の動きによりとうとう変わろうとしています。

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2017年9月27日 5:01 発信地:リヤド/サウジアラビア



 


サウジアラビアの首都リヤドにある商業施設を出てタクシーを利用しようとする女性ら(2014年10月26日撮影)。(c)AFP/FAYEZ NURELDINE
 


【9月27日 AFP】サウジアラビア国営メディアは26日、同国が来年6月から女性の自動車運転を許可すると伝えた。世界で唯一女性の運転が禁じられていた同国の状況を変える歴史的決定だ。
 国営サウジ通信(SPA)は「国王令により、交通規則の条項規定が施行される。これには男性と女性に分け隔てなく運転免許を発行することも含まれる」と伝えた。
 同国での女性の運転禁止令については、女性の権利活動家らが長年にわたり反対運動を続けており、中には違反を理由に収監された人もいる。
 女性の運転解禁の決定は、ムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子による大規模改革の取り組みの一環だが、イスラム系保守層の反発を招く可能性がある。(c)AFP

 
via: サウジ、女性の運転解禁へ 歴史的決定、2018年6月から 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
 
サウジアラビアと女性
サウジアラビアにおける女性の扱いは、世界的に見てもかなり厳しいものであることが以前より言われています。しかし、最近は少しずつ変化しているみたいですね。基本的には喜ばしいことだと思います。
 
最近アメリカの新聞で読んだのですが、最近サウジアラビアの宗教的指導者が「女性は買い物をした後脳のサイズが1/4になるから運転はしちゃいけない」とスピーチして説教の権利を失ったというニュースがありました。この運転解禁のニュースと合わせてのことだったのですね。
 
それにしてもこんなふざけた発言が行われる国で、ちゃんとその指導者が罰を与えられ、そして無事に女性が運転解禁になったということは凄いことです。この皇太子が随分熱心に動いていたようですね。今後も女性とサウジアラビアに関するニュースではよく名前が出てきそうなので覚えておきたい。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子。
 
ただし、保守派から相当嫌われているか圧力を掛けられていそうなので大変そうですが…いつの時代も、国レベルで不当に抑圧されている人達がいる時、彼らの状況が変わる背後には既得権益を持った特権階級の存在がありましたから、彼もそういう人の一人なのでしょう。
 
労働力を確保しようとしている
と同時に、もちろんとても現実的な目的から女性の権利が認められているという背景もあります。サウジアラビアは、いま若手の労働力を確保することに力を入れています。今までのサウジアラビアでは女性が外で働くということは考えられなかったのですが、労働力確保において女性に目が行くのは当然。なんといっても人口の半分が女性なのですから。
 
そこで最近は労働や職場周りの法制度が改革の対象になっているようで、今回の運転免許についての解禁もその一環のようです。職場までの交通手段の確保から始めなくちゃいけないとなると、さすがのサウジアラビアという感じもありますね。
 
女性差別のこれから
あらゆる形態の女性差別撤廃に関する条約が国連で採択されてからもう随分経っていますが、まだまだそれが実装されている場所は多くありません。今回のニュースのように、人権的な立場というよりは国策的な意味で女性の活用に転じようとしない限り中々差別というのはなくならないものなのかもしれません。
 
それこそ、資本主義というのは最近だと随分問題扱いされていますけれど、最初の頃はこのように人を自由にするための大事な考え方なのだとフォーカスを当てられていた時代もありました。資本主義の良い面が、このように人の可能性を引き出す制度設計に寄与するというのは素晴らしいことですね。

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