ヒンズー教の儀式が大気汚染ということでインド最高裁が花火を禁止

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環境問題と伝統文化の対立というのはよくある構図です。インドで、ヒンズー教の儀式が環境問題に良くないという理由から花火の利用を最高裁に禁止されるという判決が出ました。

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【ニューデリー=森浩】ヒンズー教の祭典「ディワリ」を前にインド最高裁が12日までに、首都ニューデリーで祭りに欠かせない花火などの使用を差し止める決定を出した。
 英字紙エコノミック・タイムズなどによると、決定は9日。煙が大気汚染を深刻化させるとして、花火と爆竹の販売を一時的に禁止するとした。
 最高裁は「ニューデリーは汚染レベルが世界保健機関(WHO)が定めた安全レベルの29倍以上で、世界で最も汚染された都市だ」と厳しく指摘した。
 しかし、この決定にヒンズー教団体が反発。産経新聞の取材に「花火とともにディワリを祝うのはヒンズー教徒の伝統だ」して、抗議活動を展開するとしている。
via: ヒンズー教祭典で花火禁止 大気汚染対策でインド最高裁が決定、「伝統の破壊」反発も – 産経ニュース
 

 
環境と伝統文化、どちらが大事?
この手のニュースが最近はよく聞くようになりましたね。文化は勿論大事だけど、近代化に伴って環境問題にも目を向けないといけない。今まで通り文化を維持したいけれどもそうもいかないというのがよくあるパターンです。
 
まず第一に、結局のところこれは価値観の対立であるということを最初に知っておく必要があります。多少環境に良くないとしても文化を大事にしたい人達と、文化よりも現実の世界や環境の方が大事だとする人達です。
 
こういうのはもう価値観の対立であって、事実の誤認の争いではありません。つまり「環境に悪いかもしれない」のではなく「環境には悪い」「それでもやりたい」という人達の争いなので、いくら議論をしても絶対に解決しません。
 
ですから、こういう場面で最終的には司法の力で結論を出すというのは非常に現実的なやり方ですよね。日本も空港を作るためにたくさん市民を住んでいる場所から追い出したりしていますが、もう最終手段は裁判ですからね。司法が答えを出したらそれに従うしかありません。
 
反抗の余地はもちろんある
しかし当然のことながら裁判が終わったからってすぐに問題が解決するわけではありません。これから激しい戦いが起きそうな感じですね。実際、司法でダメと言われようが花火をぶっ放したもん勝ちなわけですから、何を言われようとも文化を維持しようと思えば出来る。
 
先程の空港の事例でも、最後の最後まで粘る人達もいたわけですからね。司法の結果は厳然たるものとしてあっても、でも人間そんな簡単に移動したり行動を変えるというわけでもない。今回のヒンズー教の人達も、そういうタカ派というか強硬派がいるようです。
 
出来るだけ立ち向かった方が今後の交渉においても有利なわけですから出来るだけ粘って欲しいと思います。
 
祭りくらいいだろ
私としては、環境問題や大気汚染というのはそんな儀式の1度や2度やめたくらいでよくなるような類じゃないだろうという直感があります。それはもっと過激な工業化などに問題があり、伝統文化の維持がその原因であるとは到底思えません。
 
確か大気汚染には悪いのかもしれませんが、それよりもよっぽどインドの産業構造のほうが大問題なわけですから、まずはそこを直してからじゃないとわざわざ伝統文化を破壊する必要はないでしょう。

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