瞑想やマインドフルネスと呼ばれる、集中力がメンタルヘルスに効くと言われるあれこれ。スティーブジョブスやgoogleも採用していたといいますが、どうやら科学的根拠は薄いらしい。でもそりゃそうだろ、そういうものだもの。 オススメ記事 2017年10月10日にPerspectives on Psychological Scienceで発表された研究では、15人の著名な心理学者や認知科学者が、マインドフルネスはその人気に反して、科学的な証拠が欠けていることを指摘しています。特に、これまでの研究の多くに「マインドフルネスとはなにか」という一貫した定義がなく、プラシーボ効果を調べる比較実験が行われていない点がデータとして不十分だとのこと。 2015年にAmerican Psychologistで発表された報告によると、マインドフルネスの研究のうち、コントロールグループが用意される割合はわずか9%であり、プラシーボ効果を考慮したメタアナリシスでは、マインドフルネスの実践がもたらす効果は「印象的ではない」結果に終わったとされています。また、2014年、合計約3500人の被験者を対象にした47の臨床試験が再評価されたところ、マインドフルネスが注意力の強化・物質乱用の治療・睡眠・体重のコントロールなどと関係がないことが示されたとのことです。 by U.S. Army Garrison Japan メルボルン大学の臨床心理学者であるニコラス・ヴァン・ダム教授は、マインドフルネスの効果がお金のために誇張されていることを主張。アメリカでは瞑想やマインドフルネスの訓練などが行われており、市場の規模は11億ドル(約1200億円)にも上っていると言われています。ヴァン・ダム教授は、過去の研究でマインドフルネスが不安・うつ・痛みなどに対してよい効果を与えることを認識しており、「我々の研究は、マインドフルネスが無意味なものと言っているのではありません。しかし科学の厳密さをもってすると、大きな主張ができるものはないと言えます」と語っています。 via: マインドフルネスや瞑想は科学的根拠が著しく乏しい – GIGAZINE マインドフルネスとは まず定義から行きましょう。マインドフルネスとは何か? 答えは単純。定義などない! のです。もうその時点で科学的な検証云々なんてまるで無意味だと言うことは明らかでしょう。科学とは定義。それが無い時点でそもそもそれを検証したり実験したるすることは出来ませんから。 一応、ぼんやりとした説明はあります。「いま、ここに集中すること」みたいな感じです。まあ瞑想に極めて近い。過去とか未来のことを思うのではなく、ただここにある自分、特に肉体的な自分を認識することで精神を集中させるという瞑想です。 集中力が上がるだの決断力がつくだの色々言われていますが、実際記事にもある通りまともな比較実験すらしておらず、またプラシーボ効果を想定した実験では印象的な結果は得られない≒明らかでないということが確かめられているようです。 それで良いと思う しかしですね、私はあえて言いたいのですがそれで良いと思います。大体がマインドフルネスとか言っているけど禅や瞑想という形でもう遥か昔から語られているやり方で、しかも一般に全く非科学的だと思われているはずです。 そのはずが、そのままやればよいものを無理に科学的な根拠を見つけ出そうとするのがそもそもおかしい。科学的な根拠が無いと効果がないというわけでもなく、本人たちがそれでスッキリするならそれで良いはずなのです。 すぐに科学的な方法でのみ答えを見つけようとする態度が、そもそもマインドフルネス的な思考からずれるんじゃないのかなとすら門外漢ながら思います。大事なのはいまここにある感覚なのではないですか、と。 一過性のブーム 瞑想もマインドフルネスもいっときのブームでしょう。そしてそれで全然構わない。毎回ブームの度に、誰かしらが効果がある!と喜んで元気になればそれで良いはずです。科学的な根拠がないと無意味だと手のひらを返すように辞めるほうが、いままで効果があるなどと言っていた人達も格好悪いですよね。 そういうものと離れた、ある種の精神性みたいなものが大事だと思うので、科学的根拠がなかろうと今まで通り瞑想して集中力を高めたらよいのではないでしょうか。ヨガと同じようなものかと。