若年層の安倍首相支持が高いという。実際数字の上でもそうなっているようだが、一体なぜなのだろうか。若者向けの政策が功を奏しているのか? 私はそう思わない。 オススメ記事 衆院選最終日の10月21日、安倍首相が選挙戦の締めくくりに選んだのは、過去4回の選挙と同じく、やはり東京・秋葉原だった。雨降る中、大小の日の丸が振られる。最前列で声援を送っていたのは若者たちの一団だった。 「安倍総理がんばれ!」「北朝鮮に負けるな!」。後方からの反対派から出た「安倍やめろ!」という声が入り交じり、異様な雰囲気に包まれた。 街頭の喧噪には目もくれず、首相は選挙カーの上からこう力を込めた。 「民主党政権がどういう時代だったか。もう日本中、土砂降りの雨の中だった。若い皆さんがどれだけがんばっても就職できなかった。でも自民党はGDPを50兆円増やせた。私たちは、やればできるんです」 応援の一団から拍手がわき起こった。 10月25日に開催された日本会議主催の会合では、自民の大勝に盛り上がりをみせた 2007年9月に病気で辞任後、2012年12月に政権に返り咲いた安倍首相。その支持の底堅さは「若者と男性」にあると指摘されてきた。今回の衆院選でも、朝日新聞の出口調査で、10~30代の若い層で安倍政権への評価が高く、得票にもつながっていたことがわかる。 比例区の投票先を年代別にみると、10代では46%が自民に投票。20代は47%、30代も39%が自民に入れ、ほかの年代より高かった。50代、60代の支持が比較的厚かった立憲民主党とは対照的だ。 via: なぜミレニアル世代は「首相はずっと安倍さん」を望むのか(松村 愛) | 現代ビジネス | 講談社(1/3) なぜいま若者が支持するのか 私は、安倍首相のことを若者が支持しているとは全然考えていない。彼らはただ、よくわからないからなんとなく長期政権である野党を支持しているのだろうと考えている。なぜか。私の周りを見ても、誰も選挙のことなど大して考えていないからである。 よく考えてみて欲しいのだが、実際政治に関心のある若者などどれだけいるだろうか。記事の中にもどうやら選挙の時に応援に来ていた高校生がいたというが、どう考えても特例だし異常事態だとすら言えるだろう。普通に部活やら学校やらがある中で、わざわざ選挙の応援に行く。それが標準的な高校生の姿だとは思えない。 まず、記事の中にあった多くの高校生の記述はこのような特殊な人達ではないかというのが私の考えている所である。しかしそれだけが私の言いたいことではない。 とりあえず名前がわかる もう一つ極めて重要なことがある。そしてそれが政権を長期化させているのだと言われたらぐうのねも出ないのだけれど、要するに安倍総理は若年層にとってもう随分長い付き合いになる首相なのだ。これだけ長期政権が続いていて、かつ首相が継続している時代など若い層は経験していない。 既に歴代の政権の中でも最も連続回数の多い内閣となっている。要するに強いし、ずっとやっているし、なんとなく信頼が置ける存在になっているし、それゆえに名前もよく知っているのである。他の政治家と比べて明らかによく出てきているのだから当然だ。政策も知らないし政党の名前もわからなくても、安倍首相のことはわかるというわけだ。 決して安倍首相のことを否定したいのではなくて、若者の支持率が高いからといって何か自民党に対して強い思い入れがあるということでは全然ないということを言いたくてこの記事を書いた。こんなものだろうと思うし、なにより政治というのはこういうものなのだろう。