1: ◆8dLnQgHb2qlg 2016/08/29(月) 12:00:16.99 ID:wrArN0sl0 ある休日の午後、昼食をとった後は藍子と並んでリビングのソファに座っていた。 同棲を始めて約半年、この生活にもずいぶんと慣れてきた。 「あの、どうかしましたか?」 結婚を半年後に控え、これまで生きてきた中で今が一番幸せだと断言できる。 「急にニヤニヤしないでくださいよ……変質者みたいですよ?」 冷たい目で見られるのもそれはそれでい――ともかく、今の状態は順風満帆と言っていい。 「はぁ……なんとなく考えていることがわかるのが、わかってしまうのが……」 大きくため息を吐く、高森藍子26歳。 幸せの絶頂に居る永で、唯一の問題と言えば―― 「……あなた?」 最近、藍子が可愛くなったのだ。 SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1472439616 続きを読む