シャープは24日、来年にも米国でテレビ販売を再開する方針を発表しました。シャープとは別ブランドにして、60型以上の大型高級テレビを中心に展開する考えも明らかにしました。 というのも、米国では「アクオス」などの名称が使えないため。シャープは平成28年、米国での「シャープ」「アクオス」といった液晶テレビのブランド使用権を 中国の電機大手、ハイセンスに売却。しかし、シャープ親会社の鴻海(ホンハイ)精密工業出身の戴正呉社長が昨年8月の就任直後、この商標を取り戻すと表明。このことで現在、米国ではハイセンスと訴訟になっています。 シャープ首脳は記者団に「米国での新ブランド、マークを申請している」と述べました。ブランド使用権の買い戻しを 目指しつつも交渉は難航中。このため、米国では新ブランドでテレビ事業を展開する見通しです。 さらに鴻海グループは、米国で液晶パネルやテレビの組み立て工場の新設を検討していることも明らかにしました。シャープは30年度に液晶テレビ販売を現状の倍となる1千万台に伸ばす計画を進めています。 一体どんな新ブランドになるのでしょうか?そして鴻海が経営するシャープは米国でどこまで勝負できるのか、興味は尽きません。 続きを読む