【その7】 873: 朝飯 02/05/10 23:05 ID:jo00sKw2数人の友人と、街でブラブラしていた時の話。 横断歩道で信号待ちをしていると、隣の親子連れの子供の方が号泣している。どうやら、オモチャ(ボールみたいなものだったと思う)が車道に転がって言ってしまったらしい。 母親は「信号が青になるまで待ちなさい!」と怒っていたが、子供の方は車にオモチャが轢かれないか気が気でないようだった。 そこに親友の一人、T永(ドキュソ風味)が、その子供に向って「待ってろ、俺が取ってきてやんよ」と。俺らは「T永カッケー!」とおおはしゃぎ。T永もまんざらではないようだった。 車の通行が少なくなった瞬間を見計らって、サッと車道に駆けていくT永。もうその子供と俺らは、ほとんどゴハンのピンチに駆けつけたピッコロさんを見るような気持ちで彼を見守っていた。 刹那、曲がり角を曲がって現われる軽自動車。接触。 「ぉんナッ!?」と、聞き取りづらい悲鳴(?)をあげて吹っ飛ぶT永。いや、むしろ回ったといった方がイイかもしれない。空中でキレイに2回転して、胴体軟着陸。 ピクリとも動かないT永。 なんかもう、笑い事じゃなかった。ガキは泣き止んでいた。 とんだピッコロも居たもんだ……と思った高3の夏。 続きを読む