日本マイクロソフトは、Xbox Oneの現行モデルXbox One Sの価格を改定。対象となるのはエントリーモデルとなる「Xbox One S 500 GB (Minecraft 同梱版)」で、従来価格29,980円から、新価格は27,759円となります(税別)。
今回の価格改定はXbox Oneのハイエンドモデル「Xbox One X」の発表に合わせて、Xbox One Sの海外価格が299ドルから249ドルに価格改定したことに対応したもので、予想されていたものです。
Xbox One Sのオーディオ・ビジュアル機器面での魅力は何といってもUltra HD Blu-ray(UHD BD)プレーヤー機能を搭載していること。また、価格面でもUHD BDプレーヤーの廉価機(現在はLGのUP970が約2.6万円)とほぼ変わらない値段でこちらはいろいろ楽しめるゲーム機ということもあり、大いにUHD BDの普及の力になることが期待されてきました。SIEの「PlayStation 4 Pro(PS4 Pro)」は、UHD BD非搭載なだけになおさら。今回の値下げでさらにその役割が果たせるか注目です。
なお、Xbox One SはYCbCr出力がなく、RGB出力のみ。RGBの場合、クロマフォーマットが4:4:4となるので、4K/24p信号のHDMI伝送に18Gbpsの帯域が必要となります。HDMI入力が10.2Gbpsまでの4KテレビではHDR伝送できません。この点専用プレーヤーでは10bit 4:2:2のYCbCr出力できるので、対応できます。このあたりが違うことには留意してください。対応テレビと対応ケーブルがあればXbox One Sでも問題なくHDR伝送できます。