1: 野良ハムスター ★ 2017/07/12 16:45:03.19 ID:CAP_USER9.net27歳のフェド・パチェコ氏が、オートバイ好きから本格的なライダーになるまでの道のりは長かった。 パチェコ氏は何年も前にベネズエラから米国に移住して間もなく、テキサス州でおじのスズキ「ブルバード」に乗せてもらった経験があった。その数年後にオートバイ免許を取得したが、まだ購入には至らなかった。 しかし、ホンダが昨年11月、新型「レブル500」を発表すると、パチェコ氏はその魅力にとりつかれた。発売直後にレブルを取り扱っているニュージャージー州のディーラーまで出かけ、その場で6800ドル(約77万円)を支払った。 ホンダ「レブル」は、メーカーによる参入が相次いでいる初心者ライダー向け新型バイクの一つだ。オートバイ業界のほぼ全ての企業が争ってこのタイプのバイクの製造に取り組んでいる。これらのバイクは比較的小型かつ軽量で、価格も手頃だ。そして、ミレニアル世代をターゲットとしている。 米国のオートバイ販売台数は2006年に71万6268台でピークを付けた直後、減少し始めた。株式市場で強気相場が続く現在でも、バイク店の客足は鈍いままだ。16年の販売台数は37万1403台と、10年前の半分程度の水準となっている。 また、バイク市場は高齢化による時限爆弾も抱えている。03年には米国のバイクのライダーに占める50歳以上の割合は約4分の1だったが、14年までに半分近くになった。突然、何が何でも新たなライダーを獲得しなければならなくなったバイクメーカーは、明らかにミレニアル世代に最も大きな期待をかけている。 この取り組みで先頭に立ったのはハーレーダビッドソンだ。同社は13年に「ストリート500」を発表。同モデルのエンジンの排気量は500CC未満で、座席の位置は比較的低く、全パッケージを7000ドル未満で購入することが可能だ。 その後、BMWが「G 310 R」を発表した。アンチロックブレーキが標準装備されており、店頭表示定価は4750ドルだ。 そしてホンダが、パチェコ氏をあれほど夢中にさせた「レブル」を発売した。マンハッタンのマーケティング会社の共同創業者である同氏にとって、運転を習うために乗っていたハーレーダビッドソンよりもホンダの方がしっくりきた。「悪趣味どころか、上品だと感じた」と説明。「そして、私のような人に向けて宣伝しているのがはっきり分かった」と述べた。 ■ホンダの新型「レブル500」初心者ライダー向けで、価格は6000ドルから ■ハーレーダビッドソンの「ストリート500」 ■BMWの「G310R」のベースバージョーンの価格は4750ドル https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-12/OSYO586KLVRL01 続きを読む